【オーダースーツを作る前に】 特徴の異なる3つの裏地とは

オーダースーツを作ろうと考えた時に、生地デザインに頭を悩ませるのは至極当然でしょう。
見た目のかっこよさはスーツを着るうえで最も大事な要素の1つです。

でも折角オーダースーツを作るのですから見た目だけではなく内部にもこだわりたいところ。
そのためにも裏地に注目しましょう。
裏地次第でスーツスタイルの快適さなどが変わってきます。
現在使用されている裏地には種類があり、それぞれの特徴を覚えておくことがオーダースーツを作る際に役立つのでチェックしておきましょう!



 

ポリエステル

石油を原料とした合成繊維で、特に裏地に使われやすい素材です。
耐久性が高く、比較的安価で手に入ります。
また、発色が良く、水に強い特徴を持っています。
スーツとシャツの摩擦をなくす効果もありますし、素材自体が軽いことも使用される理由でしょう。

しかし、吸湿性・通気性が悪く、熱をスーツ内に閉じ込めてしまうという特徴があり、春夏の着用には不向きだとされています。
汗をたくさんかく人ですと、ベタベタと不快な思いをするかもしれないのであまりオススメ出来ません。
ただし、最近ではポリエステルの品質が向上してきていて、今までよりも着心地が良くなっているので、オーダースーツを作る際には裏地候補に挙げておきましょう。

 

キュプラ

キュプラは、綿花の綿毛を取った後の、種子の周りについている産毛「コットンリンター」を原料とした再生繊維です。

光沢性・耐久性に優れているのですが、それ以上に吸湿性の高さが一番の特徴。
スーツ内に生じた湿気を吸収、そして放出するのでスーツにありがちな蒸れやベタつきを感じづらくなります。
そのため、春夏にオーダースーツを作るならば、ぜひ試していただきたい素材となっています。
また、キュプラは糸の断面が丸く細いので、肌触りがとても良く、肌への刺激が少ないという特徴があります。一度着たら、きっとやみつきになってしまいますよ。

ただし、価格に難点があります。
裏地として高品質の素材であるため、どうしても高価になってしまうのです。

 

絹(シルク)

蚕の繭を原料とした天然繊維「絹」の特徴は、なによりもその光沢<にあります。

しかし、ポリエステル・キュプラと比べて非常に高価ですので、オーダースーツを作る際でも絹を選ばれないのが現状です。
また、耐久性に問題があり、水・日光に弱いのも残念なところ。

それを踏まえても美しい素材で、スーツ好きの方には、一度絹の裏地を使ったスーツを着て頂きたいものです。
最近ではポリエステルやキュプラと混紡した生地もあるので、チェックしてみることをオススメします。
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