オーダースーツの作成前に覚えておきたい「ポケット」の種類

0107_04
オーダースーツを作るならば細部のデザイン、例えばポケットなんかにもこだわりたいですよね。
ただし、スーツのポケットは想像以上に種類があるので注意しておきましょう。
オーダースーツを作りに行くその前に、ポケットの種類を何種類か覚えているだけでも様になると思いますよ。

今回は、ポケットの種類をご紹介します。

 

腰ポケット

0107_06
●フラップポケット
多くのスーツで採用されている種類で、雨蓋ポケットとも呼ばれています。フラップとは雨やほこりが入らないようにするための蓋のこと。
別の布を蓋として取り付ける場合が一般的ですが、身頃をそのまま裁ち出して蓋とするなど取り付け方はさまざま。取りつけの角度は水平です。

●スラントポケット
若干斜めにカットされた腰ポケットで、もともとはイギリスの乗馬服についていたもの。
乗馬時でも手が入れやすく、物を落としにくくするためにこのようなデザインになったのだとか。斜めに角度がつけられたこのポケットは、視覚効果によって体型をよりスタイリッシュに見せてくれます。

●チェンジポケット
ジャケット右側の腰ポケットの上につけられる小さいポケットを指します。changeは日本語で「小銭」のこと。小銭を入れるポケットとして活躍したのでこの名称になりました。ウエストの位置が高く見えるので、脚長効果に期待できます。

●ノーフラップポケット
蓋のないポケット。フラップは屋外でその効果を発揮するもので、屋内ではしまうのがマナーとなります。屋内用のタキシードのようなフォーマルスーツはそもそもフラップが必要ないので、こちらのノーフラップポケットが取り付けられていることが多いです。

 

胸ポケット

0107_05
●ウェルトポケット
箱ポケットとも呼ばれる、スーツの胸ポケットでは非常にオーソドックスなタイプ。
ポケット口に飾りの口布が付いています。

●バルカポケット
イタリアの伝統技法で、バルカはイタリア語で「小さな船」を指します。船底のように曲線を描く胸ポケットで、胸板を立体的かつ美しく見せることが可能です。

●パッチポケット
貼り付けタイプの胸ポケット。布を胸に貼り付けて作られます。別名、アウトポケット。カジュアル色が強く、着用シーンを選びますが、形が豊富で上手に着こなせば非常にオシャレに見えるのがパッチポケットの特徴です。ジャケットに使用されるケースが多いです。

今回は数あるポケットの中でも代表的な数種類をピックアップして紹介させていただきました。
ポケット1つ1つに歴史と考えがあり、学べば学ぶほど好奇心をくすぐられます。
ポケット選びもオーダースーツの醍醐味。着用シーンなどを考慮して、自分に合ったポケットを選んでみてはいかがでしょうか。
カテゴリー: オーダースーツ講座コラム, 雑学 パーマリンク

こちらの関連記事もおすすめです!