ビジネスマンの常識!スーツの夏服と冬服の違いとは?

ビジネスマンの常識!スーツの夏服と冬服の違いとは?

梅雨が近づきムシムシしてくると、スーツを着るのが少し憂鬱になりますよね。
しかし、スーツの素材などによっては暑い夏も快適に過ごすことが可能です。
スーツに湿気がこもって蒸れる・・・そんな悩みを抱えている方は、季節に合ったスーツを上手く選べていないのかもしれません。
今回は、意外に知られていない「スーツの夏服と冬服の違い」についてご説明致します。

 

その1 スーツ生地の素材の違い

ビジネスマンの常識!スーツの夏服と冬服の違いとは?

例えば普段着なら、夏は綿のTシャツ、冬はカシミアのセーター、と素材を変えて体温調整をします。
同様にスーツも生地の素材を変えることで湿気や温度を調整します。
<夏服>
綿・リネン(麻)・モヘア
<冬服>
カシミア・毛・ラクダ

モヘアは暖かいイメージがありますが、モヘアの毛は空気を通し手触りがサラッとひんやりしているので実は夏服向きの素材。
また、麻などの植物が原材料の素材も、表面積が少なく空気を溜め込まないので涼しい着心地です。

冬向きなのは毛足が長く体で温めた空気を包み込んで保温する素材です。
特にカシミアは手触りも良く保温にも優れた冬服向きの素材として馴染みがあります。

 

その2 スーツ生地の厚さと織り方の違い

ビジネスマンの常識!スーツの夏服と冬服の違いとは?

■生地の厚さ
生地が薄いと空気がよく通り涼しく感じます。逆に生地が厚ければ空気を通しにくく暖かくなります。こうした生地の厚さの違いによって、夏服と冬服の重さにはある程度の差が生じます。
<夏服>
230g前後
<冬服>
260g以上
数字だけだと微々たる違いのようにも見えますが、実はこの30g程の違いで清涼感と保温力に差が出るのです。

■生地の織り方
スーツ生地の織り方も体感温度に大きな影響を及ぼします。
ガーゼとタオルを思い出してみましょう。
ガーゼは粗い織り目でサラサラしていて空気を通しやすくすぐに乾きます。
一方で、タオルは生地の目地が詰まっているため空気を通しにくく、吸湿性・保温性に優れています。このように、織り方によっても生地の機能性は変化するのです。

<夏服>
目が粗い織り方(シアサッカー、サージ、ポーラなど)
<冬物>
目が詰まった織り方(フランネル、ツイードなど)

季節毎の環境に適した生地の厚さ、織り方を選ぶことでスーツの快適さは数段変わります。

 

その3 その他ディテールの違い

ビジネスマンの常識!スーツの夏服と冬服の違いとは?

その他にもいくつか細かく違う部分があります。
ここを見分けられるようになると、スーツ選びがスムーズになります。

・スーツの裏地
普通のスーツは内側に裏地が付きますが、夏服はこの裏地を省いて風通しを調節します。
背中の裏地を省いた「背抜き」、背中の上の方まで省いた「半裏」、裏地を使わない「大見返し」などの仕立て方で夏を涼しく過ごせるように工夫をしています。

・装飾品
スーツに使うボタンなどの装飾品には、見た目を涼しく、または暖かくする効果もあります。
夏は貝ボタン、冬はくるみボタン(革)などを使い分けて視覚的に季節感を演出できるのです。
また、夏服の場合は脇錠をつけてベルトレスにして見た目を涼しくする方法もあります。

・副素材
スーツには形を整えて崩れにくくする為に副素材が使われています。胸には毛芯、肩には肩パット、この副素材によってスーツがカッチリと格好良く決まります。しかし副素材も空気を溜め込むので夏は暑さの原因になります。
そこで、副素材を軽量化したり省いて涼しくしているスーツもあります。

これからの季節に向けてスーツを新調しようと思っている方は、夏服と冬服の違いを再確認しておきましょう。
オーダーメイドで自分好みのスーツを作り上げるのもお勧めです。
素敵で快適なスーツを着こなすビジネスマンを目指してみて下さい。


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