ゼニア生地の中でも長い歴史を誇る「エレクタ」の魅力と特徴

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世界中のビジネスマンの憧れともいえる、イタリアを代表するファッションブランド「エルメネジルド・ゼニア」。
数あるゼニアレーベルの中でも1929年に登場以来多くのファンを魅了し続ける「エレクタ」は定番中の定番ともいえるロングラン商品です。
ゼニアの生地のレーベルとは何か簡単にご説明した後、「エレクタ」の魅力や特徴についてご紹介します。

 

ゼニアの生地レーベルとは?

ゼニアでは春夏もの、秋冬ものと年に2回、素材・機能・デザインが異なるさまざまな生地が発売されています。その数は日本向けだけでも定番生地が300種、新作生地が150種あり、世界全体で発売されるゼニア生地は2500~3000種とも言われています。

ゼニアに使われる生地の原毛はすべて上質な羊の最高品質の部分から作られますが、糸の太さや混ぜる素材、織り方などによって「レーベル」が分かれています。
主なレーベルは、「トロフェオ」「トロフェオ600」「トロフェオカシミア」「トラベラー」「15ミルミル」「トロピカル」「クールエフェクト」「ヘリテイジ」など。それぞれにオーダーメイド専用の赤ラベルと、既製品専用の青ラベルが付けられます。
たとえば「トロフェオ」レーベルは、直径16ミクロン以下の非常に細い原毛から作られた繊細で最も軽いレーベルです。そのままでは生地として弱くなってしまうため、単糸を2本合わせた双糸を縦糸に使うなどして柔らかさと丈夫さを実現しています。

 

「エレクタ」とは?

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「エレクタ」は秋冬用のオーダーメイド専用の生地レーベルです。
通常、他のレーベルはオーダーメイド専用と、既製品専用の2種類の生地が作られるのですが、「エレクタ」だけはオーダーメイド専用の生地のみの生産となります。1929年に登場以来、一度もリニューアルされていない点も特筆すべきでしょう。

・混合織りでツヤと模様を強調
「エレクタ」で使用される原毛は平均直径が18ミクロン程度と他のレーベルの生地と比べて少し太めで、織り方も「混合織り」という特殊な手法で作られています。この織り方は生地のツヤ感が増し、見る角度によって陰影が生まれて模様が浮き上がる構造になっています。ただし強度が落ちやすく型崩れしやすいという欠点があり、太めのしっかりした糸を使わなければできない織り方です。このため「エレクタ」の生地は丈夫でしわができにくく、しなやかで軽い質感に仕上がっており、まさにゼニアと言いたくなるような完成度の高い生地レーベルとなっています。

・トレンドに縛られないのがエレクタの矜持
トレンド柄だけで流行に左右されないベーシックな柄や、ファンキーな柄まで数多く取り揃えていることも魅力です。オーダーメイド専用の「エレクタ」は、流行に左右されない長く着続けられるスーツを仕立てたい人やリピーターにとっても一着は作っておきたいレーベルと言えるでしょう。また、高級感と実用性を兼ね備えた「エレクタ」はゼニア初心者にもおすすめです。

ゼニア生地の中でも「エレクタ」は歴史が古いのですが、初心者からリピーターまで幅広く納得できる定番のオーダーメイド専用生地レーベルです。ゼニアの技術の粋ともいえる独特の織り方によって、丈夫さとしなやかさを備えており、仕立て映えする素晴らしい生地となっております。長く愛用するスーツとして、ぜひ一着ゼニアの「エレクタ」で仕立ててみてはいかがでしょうか。

 

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