フルオーダースーツのメリットやオーダーする際の注意点
スーツを手に入れるには、既製品を購入する方法と、オーダーしてスーツを仕立てる方法があります。中でも、自分のこだわりを色濃く反映したスーツが手に入るのが、フルオーダースーツです。
ここではフルオーダースーツのメリットや、オーダーする際の注意点をご紹介します。
フルオーダースーツのメリットは?
自分のこだわりを詰め込んだ1着が手に入れられるフルオーダースーツ。そんなフルオーダースーツにはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは3つのメリットをご紹介します。
自分好みの1着が手に入れられる
フルオーダースーツの場合、型紙作りから始まり、スーツの生地はもちろん、ラペル(襟)やボタンの形、ポケットのタイプやステッチまで、細部に至るまで自分好みのスーツに仕上げることができます。
既成スーツでは満足できなかった方でも、オーダースーツならば世界でたった一つの、自分だけのスーツを作ることができるのです。
動きやすく、着心地がいい
フルオーダースーツの2番目のメリットは、動きやすいスーツに仕上がることです。
フルオーダー方式では依頼者の体に合わせて念入りに採寸をおこないます。そこから型紙を引いて生地を裁断し、依頼者に着せて仮縫いで微調整を加えます。こうして手間暇をかけて作られたスーツは、きつすぎずゆるすぎず、動きを妨げません。まるで着ていることを忘れるような素晴らしい着心地が楽しめます。
自分の体形を良く見せてくれる
スーツがピチピチすぎると太って見えますし、反対にダブつきすぎていると体形が貧相に見えてしまうことがあります。フルオーダースーツの場合は、テーラーの熟練の技術でスーツの各部分に程よい余裕を持たせることができます。この余裕があることで、体形を美しく見せてくれるのです。
また、フルオーダースーツでは、縫製する工程で「癖取り」というアイロンワークを施します。この癖取りをおこなうことで、生地に立体感を持たせ、美しいシルエットを生み出します。
フルオーダースーツを注文する際の注意点とは?
メリットの多いフルオーダースーツですが、オーダーする際には注意点もあります。
まず、フルオーダースーツは既成スーツやイージーオーダーなどに比べるとコストがかかるという点が挙げられるでしょう。フルオーダー式の場合、最低でも10万円から、生地のグレードによっては20万円以上になることもあります。
また、フルオーダースーツは納期が1ヶ月~2ヶ月と長く、注文してすぐに手に入れられるものではありません。中には半年ほどかかる場合もあるため、余裕を持ってオーダーすることが大切です。
コストと時間がかかる理由には、既製品のような大量生産ではなく、職人が手作業で全工程をおこなっているからという事情があります。しかしその分、完成した折には世界にたった一つの、自分だけのスーツが手に入れられるのです。
フルオーダースーツを注文する際には、こういった事情や理由を理解したうえで利用するようにしましょう。
自分だけのスーツが作れるのがフルオーダースーツの強み!
フルオーダースーツは、唯一無二のスーツが手に入れられることが最大のメリット。満足できる1着を手に入れるには、テーラー選びを慎重におこなうこと、自分の要望を明確に伝えることが重要です。
また、不明点があればテーラーに質問し、納得がいくまで話し合ってみましょう。信頼関係を築いていくことで、自分のイメージを具現化しやすくなりますし、スーツ作りをスムーズに進められますよ。