意外と知らない! ビジネススーツの基本マナー
スーツには様々な種類がありますが、ビジネスの場ではビジネス向けのスーツを着用することが常識です。また、ビジネススーツを着る際には、押さえておくべきマナーも存在します。ここでは、意外と知らない人も多いビジネススーツの基本マナーについて解説します。
押さえておくべき! ビジネススーツの基本マナー
「人は見た目が大事」という言葉があるように、初対面の方と会うときは第一印象がことさら大切です。
新社会人はもちろんのこと、取引先の方や上司と会うときには、最低限のビジネスマナーを知っておくだけで印象が大きく変化します。
さっそく、ビジネススーツの基本マナーをチェックしていきましょう。
ビジネススーツの色は何色がいい?
一般的なビジネススーツには、チャコールグレーやネイビーのスーツが最適です。明るいグレー、ネイビーがお好みの方は、カジュアル感が強くならぬようにシャツやネクタイなどでバランスを取るようにしましょう。
最近、日本ではブラックのスーツをビジネス用として着用される方も増えています。ブラックのビジネススーツを着る場合は、上品な光沢のある“ソフトブラック”や、織柄を入れてフォーマル感を出さないようにするのがポイントです。
ボタンはどこを留める? ずっと留めておくべき?
二つボタンのスーツであれば一番上を留めます。三つボタンの場合は、真ん中だけを留めるのが基本です。
また、座っているときはスーツのボタンを外すのがベターです。ボタンを留めたままにすると、全体のシルエットが崩れて美しく見えなくなってしまいます。
フラップポケットはどうする?
ポケットにフラップ(ふた)がついている場合は、屋内では入れ込んでしまっておき、屋外に出たら外に出すのが基本です。これはもともと、雨からポケットを守るためにフラップが付けられていたことに関係しています。
ビジネススーツのベント(切れ込み)
スーツの裾の切れ込みには、センターベント(中央)、サイドベント(側面)、ノーベント(切れ込みなし)があります。このうちノーベントはフォーマルスーツの使用ですので、ビジネスの場では適しません。
ビジネススーツではセンターベント、もしくはサイドベントのジャケットを着用しましょう。
ビジネススーツで避けたい“NGな着こなし”は?
ビジネススーツ着用時には、避けるべきNGな着こなしがあります。
ジャケットに半袖シャツを合わせるのはNG
スーツは長袖シャツとセットで着用するのが正式な着こなし方です。半袖シャツを合わせた場合、本来袖から出るべきカフスが出ないので、とても不自然な印象になってしまいます。
クールビズで半袖シャツを着る場合は、ノージャケット・ノーネクタイで着るのが基本、ということを覚えておきましょう。
ジャケット、袖丈、パンツの丈が長すぎ、または短すぎる
ジャケットの着丈が合っていないと、はたから見ればだらしない印象に見えたり、不格好に感じたりします。また、袖丈やパンツ丈でも同じことがいえるでしょう。比較的カジュアルな服装でもOKな職場は別として、ビジネスの場では自分の体に合ったサイズのスーツを着用するのが大切です。
ビジネススーツのマナーを守って、できる男になろう
ビジネススーツにはさまざまなマナーがありますが、すべてのマナーを守れている方は案外少ないもの。あらかじめ基本マナーを知っておき、実行すれば、よりかっこいいビジネススタイルの着こなしができるようになります。周りの人に好印象を持ってもらうためにも、基本のマナーを押さえて実践してみましょう。