秋冬に大人気! ダブルブレストスーツを着こなすコツ
英国のクラシカルスタイル人気が再燃中の今、「ダブルブレストスーツ」の良さが再認識されつつあります。特に秋冬シーズンは、ダブルのスーツならではの温かさ、重厚感が楽しみやすい季節。ここではダブルのスーツをおしゃれに着こなすコツやマナー、色柄選びのポイントをご紹介します。
ダブルのスーツの特徴とは? メリットを紹介
ダブルのスーツとは、フロント部分に二列のボタンが並んだスーツの事を指します。もともと日本では1980年代に流行していた形ですが、近年のクラシック回帰の流れを受けて、改めてその良さを再認識する人が増えています。
ダブルのスーツにはボタンが4つ、6つのタイプがあります。近年では6つボタンタイプがポピュラーです。
4つボタンの場合は右下のボタン1つのみを、6つボタンの場合は真ん中のボタンだけ、または真ん中・右下の2カ所を留めるスタイルが多く見られます。
ダブルのスーツはシングルスーツに比べると重厚感があり、フォーマル感も強めです。シングルスーツに比べるとVゾーンが狭くなるため、上品な雰囲気に仕上がります。
体格を大きく見せる効果もあるため、男らしい印象に見せたい人には特におすすめのスーツだといえます。
またフロント部分の布地が重なる形式のため、気温の低い日でも温かく過ごせるのが大きな魅力です。
色柄選び&シルエットがポイント! ダブルのスーツを着こなすコツ
ダブルのスーツを今っぽく着こなすには、色柄やシルエット選ぶが重要なカギとなります。
色柄選びのポイント
ダブルのスーツはシングルスーツに比べると、やや派手な印象に見られる場合も。そのためビジネスシーンで着用する場合は、無地を選んでシックな印象に仕上げるのがおすすめです。ややカジュアルなスタイルでも問題ない職場であれば、チェック柄で英国調コーデを楽しんだり、ストライプでスタイリッシュに決めたりするのもよいでしょう。
また、ダブルのスーツはフォーマル感が高いため、冠婚葬祭にも着用できます。結婚式で着用する場合は上品な華やかさのあるシャドーストライプがおすすめです。葬儀で着用する場合は、艶のない漆黒のダブルスーツを選びましょう。
今っぽいダブルスーツは“シルエット”が重要
一昔前のダブルスーツの場合はゆったりとしたシルエットで着こなすケースが多かったのですが、最近ではスリムなシルエットで着用する方が多いです。ジャケットの着丈はお尻のトップが隠れるくらい、シルエットはウエストを絞ってややタイトに着こなすとスタイリッシュな印象になります。
一昔前のようなゆったりしたシルエットで着てしまうと、野暮ったい印象に見られてしまう恐れもあるため注意しましょう。
また、パンツもゆったりしたシルエットより、ほどよく体にフィットするシルエットがおすすめです。クラシカルな雰囲気を楽しみたい人は、腰回りにゆとりが生まれるワンタックやツータックのパンツを選ぶとよいでしょう。
ジャケパンスタイルでカジュアルにも着られる
ダブルのスーツはジャケットをスラックスやチノパン、デニムパンツなどと組み合わせて「ジャケパンスタイル」としても楽しむことができます。デートやお出かけなどのカジュアルなシーンで、コーデに上品な華やかさを出したい場合におすすめです。
ダブルのスーツで男らしいスタイルを楽しもう
ダブルのスーツは重厚感や男らしさを感じられるのが魅力。ビジネススタイルに取り入れれば、シングルスーツとは違った雰囲気が楽しめます。クラシカルな着こなしを楽しみたい方は、ダブルのスーツをワードローブに取り入れてみてはいかがでしょうか。