スーツに色違いのベストはアリ? コーディネートのポイント
スーツにベストを合わせる場合、スリーピース(三つ揃え)で着用する方は多いですよね。しかし、近年ではジャケットと違う色のベストを合わせ、アクセントにする方も増えています。本記事ではジャケットと色違いのベストをコーディネートする際のポイントをご紹介します。うまく着こなせるようになれば、ワンランク上のお洒落が楽しめるようになりますよ。
スーツのジャケットと色違いのベストコーデはアリ!
スーツのジャケットと揃いのベストを着るスタイルは「スリーピース」とも呼ばれ、ビジネスパーソンに人気です。その一方で、ジャケットと色違いのベストをコーディネートする方法もあります。
このスタイルは1960年代に流行し、一旦は落ち着きを見せました。しかし近年では、自由な着こなしを楽しみたい方も増えたことから、「色違いベスト=上手く着こなせればおしゃれ」と認識されています。
事実、海外スターやセレブのスナップでもジャケットと色違いのベストを組み合わせたコーデが人気です。
色違いのベストをおしゃれに着こなすポイントは?
スーツスタイルで色違いのベストをプラスするときは、次の3つを意識しましょう。これらを意識することで、グッとあか抜けた印象のコーディネートが完成します。
スーツとベストは色味・明るさでコントラストをつけて
ジャケットと色違いのベストを着るときは、それぞれのメリハリを意識することが大切。ジャケットの色が濃いのであれば薄い色のベストを、反対にジャケットが淡い色なら濃い色のベストを合わせるとおしゃれに仕上がります。
例)
濃いネイビーのジャケット×淡いブルーのベスト
濃いブラウンのジャケット×白と茶色系チェックのベスト
ベージュのスーツ×ブラウンのベスト
淡いグレーのスーツ×ネイビーのベスト など
また濃い色の無地ジャケットであれば、チェックやストライプなど柄物のベストを合わせても良いでしょう。ベストがアクセントになり、ひと味違うスーツスタイルが完成します。
ちなみに、ベストの色は使い勝手の良い「ネイビー」「グレー」「ブラウン」がおすすめです。これらはどれも日本でよく着られているスーツの色(黒、ネイビー、グレーなど)とも相性が抜群。着回しがしやすくコーデの幅が広がりやすいため、意識してみると良いでしょう。
全体を3色程度でまとめる
ジャケットと色違いのベストを着るときは、全体を3色でまとめるとうまくいきます。例えばジャケットがネイビー、ベストがグレーの場合は、シャツを白、ネクタイをネイビーにするという風にするとまとまりやすいでしょう。
柄物のベストを主役にしたい場合は、柄に含まれる色のジャケットで合わせると馴染みやすくなるのでおすすめです。
ベストの形や素材にもこだわろう
ベストには襟つきのものと襟なしのものがあります。襟が付いているとクラシカルでドレッシーな雰囲気になり、襟なしはすっきりとしたVラインが出るのが特徴です。
また、ジャケットと同じくベストにもシングル・ダブルがあります。ダブルのベストはよりダンディな印象で着られ、体格の良い方や大人の魅力あふれるコーデを楽しみたい方におすすめです。
形はもちろん、ベストの素材(ツイードやニット、リネンなど)でも印象が変わります。質感で変化を付けたい方は、素材にこだわってみるのも面白いかもしれません。
メリハリが大事! 色違いベストでスーツスタイルにアクセントを
スーツに色違いのベストを合わせるときは、「色の数を3つまでに絞ること」「ジャケット・ベストそれぞれの色味に緩急をつけること」がとても重要です。これさえ守ればおしゃれな“色違いベストコーデ”が楽しめます。
また、ベストの形や素材、襟の有無によっても印象は大きく変わります。ぜひいろいろと試してみて、しっくりくるベストコーデを見つけてみてくださいね。