定番のチェック柄「ブラックウォッチ」スーツ！　その魅力とは？

英国のクラシック回帰がテーマになっている今期は、チェック柄のスーツに注目が集まっています。中でもおすすめなのが「ブラックウォッチ柄」です。チェックの中でも定番中の定番ですが、その魅力とは何なのでしょうか？

ここではブラックウォッチ柄の歴史や魅力、着こなしのポイントをご紹介します。

ブラックウォッチとはどんな柄？

ブラックウォッチは、いわゆる「タータンチェック柄」の一種です。青地に緑と黒の格子をMIXした柄が特徴で、スーツをはじめ、マフラーやハンカチなど、ありとあらゆるものに利用されています。

そもそもブラックウォッチはスコットランドで18世紀ごろに結成された軍隊に由来しています。

当時、スコットランドのハイランド（高地）地方で結成された歩兵隊は、黒っぽいチェック柄の制服を着用して警護を行っていました。

英雄として名を馳せた彼らは、次第にブラックウォッチ（黒い見張り番）という通称で呼ばれるようになり、それがそのまま「青・黒・緑色のタータンチェック柄」の名称として使われるようになったのです。

現在ではミリタリーの要素や軍事的な意味合いはなく、クラシカルな柄として広くファッションに用いられています。

ブラックウォッチの魅力は？

ブラックウォッチの魅力は、なんといっても「重厚感のある雰囲気」です。チェック柄は色使いや柄の出方しだいでガラリと印象が変わりますが、ブラックウォッチは落ち着いた色合いが醸し出す大人な雰囲気が楽しめます。

また、ブラックウォッチはシックで品のよい雰囲気も魅力です。英国のクラシカルなスーツにもマッチしやすく、スーツに取り入れることで紳士的な印象のスタイリングが楽しめます。

さりげない柄により“抜け感”を出せるのも利点で、重くなりがちな秋冬のスタイリングを中和してくれるのも魅力といえるでしょう。

ブラックウォッチ柄のスーツを着こなすポイントは？

最後に、ブラックウォッチ柄のスーツをおしゃれに着こなすポイントをご紹介します。

上下セットアップで統一感のあるコーデに

ブラックウォッチ柄のスーツを仕立てるなら、まずは上下セットで着てみるのがおすすめです。

シックな印象のブラックウォッチ柄なら、派手になりすぎないのにおしゃれなスタイリングが楽しめます。

シャツは無地、ネクタイは深みのある色（ボルドー、キャメル、ネイビーなど）が好相性です。

ジャケットのみorパンツのみで他のアイテムと組み合わせて

個性のあるブラックウォッチ柄のスーツは、上下別々に着ても楽しめます。

たとえばブラックウォッチ柄のジャケット＋チノパンなら、程よく気の抜けたおしゃれなジャケパンスタイルに。

ネイビーのジャケット＋ブラックウォッチ柄のパンツを組み合わせれば、プレッピーな雰囲気のスタイリングが楽しめます。

ブラックウォッチ柄のジャケット＋Tシャツ＋黒スキニーといったカジュアルなスタイリングにも使えます。

ブラックウォッチ柄はモノトーンやベージュ、ブラウン、ネイビーなどのベーシックカラーアイテムにも合わせやすいのが特徴。手持ちのアイテムと組み合わせながら、コーディネートを考えてみるのも楽しいですよ。

シャツでブラックウォッチを取り入れてもOK

そのほか、ブラックウォッチはシャツや小物で取り入れるのもおすすめです。

ベーシックな無地のスーツにブラックウォッチのシャツを合わせれば、さりげない楽しみ方ができます。

よりカッコよく着こなしたいときは、シャツオーダーで仕立ててみるのも良い方法です。

秋のワードローブに「ブラックウォッチのスーツ」を取り入れよう

定番でありクラシカルな雰囲気が魅力のブラックウォッチ柄。セットアップで着用するのはもちろん、ジャケットやスラックスを無地のものに入れ替えたジャケパンスタイルもおすすめです。

秋冬のスーツに取り入れれば、いつもと違った着こなしが楽しめるはず。これからスーツを仕立てられる方は、ブラックウォッチをチョイスしてみてはいかがでしょうか？

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