スーツは着ない時にも要注意! ハンガー選びのポイント
スーツに最適なハンガーとは?
スーツやジャケット、コートなどを収納するときに、あなたはどんなハンガーを使っていますか? クリーニング屋さんでワイシャツを吊っているような、針金のハンガーや細いプラスチックハンガーを使っているという方もいるのではないでしょうか。
しかし、そういったハンガーにスーツを掛けていると、型崩れや劣化を起こしてしまうこともあるのです。 ではスーツの寿命を縮めないためには、どのようなハンガーを使えばいいのでしょうか?
ハンガーの種類
一口にハンガーと言っても、実はハンガーにはさまざまな種類があります。
肩幅に厚みがあり軽く湾曲したハンガーは、スーツやジャケットを掛けるためのもの、スーツハンガーの下部にはボトムが一緒に収納できるようになっているものも多く、とても便利です。
肩先の部分が薄めのハンガーは、シャツやニットなどを収納するのに使うものです。 また、パンツやスカートなどのボトムスを掛けるためのハンガーもあるので、用途に応じて使い分けるようにしましょう。
スーツのラインを崩さないことが大切
スーツやジャケット、コートといった類の衣服は、人間の体型や肩のラインに合わせた立体的な作りになっています。 これを崩さないようにするには、ハンガーに掛けるときも人が着ているような形に近い状態でキープする必要があります。 スーツを細い針金のハンガーにかけると、立体感をキープすることができず、劣化につながってしまうのです。
以上のことからスーツを掛けるなら、軽く丸みを帯びた立体的なハンガーを選びましょう。 肩口に当たる部分は5cm程度の幅があれば、スーツの肩部分のラインを上手く整えて収納することができます。 スーツの肩幅のラインに応じて、適切なハンガーの大きさも変わってきますので、スーツにぴったりと合うハンガーを見つけることが大切なのです。
素材や色にもこだわって選ぼう
ハンガーの素材には大きく木製とプラスチック製の2種類があります。 木製のハンガーには、着用したスーツやジャケットの湿気を上手に取り除いてくれる効果があります。 ただし除湿剤ほどの高い効果があるわけではないので、あくまで付加価値程度のものだと考えておいてください。 また木製のハンガーには黒やブラウンなど、さまざまなカラーのものがあるので、好みに応じて選ぶこともできます。
もちろんプラスチック製のハンガーの中にも優れモノがあります。 厚みはもちろんですが、パンツをかける部分にゴム素材を使用し、その上からバネ状の押さえが付いている、パンツがずれ落ちにくい作りになっているものも中にはあるのです。
スーツをいたわり長持ちさせることができるような理想のハンガーを使って、安心してスーツスタイルのオシャレを楽しみたいものですね。