【スーツ】ワイシャツのアイロンがけのコツ3選
スーツをより格好良く着こなすためには、パリッとアイロンのきいたシャツが欠かせません。今回は効率よくワイシャツをアイロンがけするためのポイントと、効果的なアイロンがけの順序について紹介します。
ワイシャツのアイロンがけを効率アップさせるコツ3選
1. 全体を霧吹きで湿らせる
アイロン掛けを始める前に、まず全体を霧吹きで湿らせます。特に綿のワイシャツはしわになりやすいため、最初に全体を湿らせてからアイロンをかけていくことで、しわが伸びやすく効果的です。
2. アイロンは直線に動かす
アイロンをかけるときは細かいところなど優先的に伸ばしたいと思ってジグザグに動かしがちですが、これはしわになる原因につながりやすいため、できる限り直線に動かすことを心がけましょう。
3. 縫い目を引っ張りながらアイロンをかける
シャツがたるんだ状態でアイロンをかけてしまうとしわを作る原因となります。縫い目を引っ張りながらアイロンがけすることでしわを防ぐことができます。
アイロンがけをきれいに仕上げる順序とは?
ワイシャツをアイロンがけするときは、細かい部分から順にかけていくことで綺麗に仕上がります。シャツをアイロン掛けする際は「6つのポイント」に分け、順番に行っていくようにしましょう。
【手順1】えり
衿は生地が重なって厚くなっているので裏表両面からかけましょう。まず裏側から縫い目に沿ってぴんと引っ張り、端から中心に向かってアイロンをかけます。表側も同様にかけるようにします。
【手順2】ヨーク(肩)
ヨークとは肩の生地が二重になっている辺りのことを指します。ここから下に10㎝ほどで折り返し衿を立てた状態でアイロン台に置きましょう。アイロンを外側から内側に向かってかけ、片方が終わったら逆側もかけます。衿の周りもアイロンの先を使ってかけておきます。
【手順3】カフス(袖口)
袖はボタンをはずして内側からかけていきましょう。アイロンの先端を使って布を引っ張りながら端から中央に向かってかけます。袖口の空き部分もかけたら表側もかけましょう。内側からかけることで、しわがよりきれいに伸びます。
【手順4】袖口のタック部分
カフスを2つに折りタック部分を整えましょう。袖口から15㎝くらいのところまでを押さえるようにしてアイロンをかけます。アイロンを動かしてしまうとタックがよれてしまうので要注意です。
【手順5】袖全体
袖下の縫い目を引っ張って形を整えていきます。縫い目にそって袖口から肩に向かって真っすぐにアイロンをかけたら、袖ぐりから袖口に向かってUの字を描くように戻ります。その後、裏返してさっと全体をかけていきます。
【手順6】身頃全体
最後に身頃全体をアイロンがけしていきます。右前身頃→後ろ身頃→左前身頃とアイロン台の上を滑らせるようにかけていきましょう。ボタン周りはアイロンの先をボタンの間に滑らせて押さえるようにアイロンがけしていきます。
アイロン崖で仕上がりは大きく変わる!
アイロンがけを効率よく行うには順序を押さえることが大切です。内側から外側にかけることや、つねに布をぴんと引っ張りながらかけるといったポイントを意識すれば、仕上がりも大きく変わることでしょう。しわのないワイシャツを着ていると清潔感もアップし好感度も上がります。スーツを格好良く着こなすために取り入れてみてはいかがでしょうか。