【ランバンのメンズスーツ】オーダーメイドで光るフレンチスーツの魅力
フランスを代表するファッションと香水のブランドとして知られるランバン。
メンズスーツブランドとしてのランバンが確立したのは、今からおよそ90年前のことでした。長い歴史の中、同社紳士服ブランドとしての方針は、一貫してフレンチスーツ路線を歩んでいます。
今回はフランスの老舗ファッションブランド「ランバン」の歴史を振り返りながら、ランバンスーツの魅力をご紹介していきます。
フランスのファッションブランド「ランバン」の歴史
ランバン社の歴史は、創業者Jeanne Lanvinが1889年、パリ市内1区サントレノ通りに帽子店を構えたことから始まります。
ランバンは創業当初、婦人帽子店として開業しました。16歳から服飾の道に進んだ彼女は、帽子やドレスのメーカーでの修行を重ね、シャネルやロンシャンといった名だたるブランドが軒を連ねるサントレノに出店。娘Mary Brancheのドレスを製作したことから子供服を手掛けるようになり、現在のスーツ・ドレスブランドとしての地位を築き上げました。
ランバンが打ち出すメンズスーツの魅力
幅広い製品を手掛けてきたランバンがメンズスーツ分野に進出したのは、1926年のこと。
レディース製品のフェミニンな印象とは相反する、フォーマルで男性的なフォルムが特徴です。特に2005年からメンズラインデザイナーを務めるLucas Ossendrijverの功績により、紳士服ブランドとしての地位を確立しました。
ランバン生地から製作したスーツは、フレンチスーツらしい落ち着いた風合いを持っています。華美な柄や彩を配した、生地本来のエレガントな光沢が持ち味で、フォーマルスーツとしての需要も高いようです。
ランバンがオーダースーツに適している理由
ランバンは紳士・婦人既製服の老舗として知られていますが、これからスーツを新調される方はスーツテーラーでのオーダーメイドをお勧めします。
ランバンの既製服は、本国フランスを始めとしたヨーロッパの成人体型に合わせて製作されています。現在のフランス人男性の平均身長は、175.6cm。日本人の平均身長が170.7cmであることを考えると、多くの方にとって同社の既製服は一回りほどオーバーサイズになることでしょう。
オーダースーツは、着る人それぞれの身長やウエスト、肩幅など細かい採寸を経て製作されます。特に男性的なフォルムが特徴的なフレンチスーツ製作では、体型に合わせたデザイン・縫製が欠かせません。ランバンの魅力は、シルエットまでこだわることができるオーダ―メイドこそ発揮されるのです。
ランバンの生地が持つ風合いと、オーダーメイドによる体型に合った縫製を組み合わせれば、男性的でありながら品のあるスーツが仕上がります。これまで既製服のスーツを使っていた方は、ランバンのオーダースーツを仕立ててみてはいかがでしょうか。