【Yシャツの襟型デザイン6種類】TPOに応じたスーツの着こなし方とは



【Yシャツの襟型デザイン6種類】TPOに応じたスーツの着こなし方とは

スーツの襟のアップ

17世紀の英国王室で生まれたYシャツは、スーツの下に着るアンダーウェアとして作られました。現在ではスーツスタイルの一部としてのみならず、一枚着としても着こなせるデザイン性の高いシャツも多いです。
Yシャツのデザインの種類は数多く存在しますが、その大きな要素となっているのは「襟の形」。襟のデザインひとつでTPOに応じた着こなしができる上、スーツ自体の魅力を引き出すことができます。
今回はTPOに応じたYシャツの襟型デザインを6つご紹介します。

 

Yシャツの種類:ビジネス向きの襟型

レギュラーカラー

レギュラーカラーのワイシャツ

最もオーソドックスな襟型といえば、左右の襟の内角が90度以下の「レギュラーカラー」です。これからご紹介する襟型の原型と言えるデザインで、時代によって角度や長さが変化することもあります。ダブルスーツや三つ揃いのスーツとも相性が良く、ビジネス・フォーマル・カジュアルとあらゆるTPOに対応できるデザインです。

 

ワイドカラー

ワイドカラーのワイシャツ

左右の襟の内角が大きく開いたデザインを「ワイドカラー」と呼びます。
胸元がスッキリした印象に仕上がるため、ネクタイの色柄を主役にしたコーディネートを楽しめます。ビジネスからカジュアルまで幅広く着回せるのが魅力のデザインです。

ホリゾンタルカラー

ホリゾンタルカラーのワイシャツ

ワイドカラーよりさらに内角が広いネクタイが、水平線を意味する「ホリゾンタルカラー」。
柄物のネクタイやYシャツとの相性も良く、カジュアルを中心にビジネスシーンでも着用できるデザインです。

 

 

 

 

Yシャツの種類:フォーマル向きの襟型

胸に花を付けられている男性

ウィングカラー

襟先だけ羽のように折り返された「ウィングカラー」は、結婚式やお祝い事などに適した襟型です。
首の後ろや横を覆う「襟台」の部分がない特徴的なデザインなので、晴れの日の衣装と組み合わせることがほとんど。礼服に蝶ネクタイの組み合わせは定番と言えます。
シルバーや白系の棒ネクタイと組み合わせる場合は、指し色としてグレーのベストを合わせてみても良いでしょう。

 

Yシャツの種類:カジュアル向きの襟型

ボタンダウンシャツ

ボタンダウンのワイシャツ

ボタンダウンシャツは、襟の先端をボタンで留めた特徴的なデザインの襟型です。
20世紀初頭の乗馬スポーツ「ポロ」のユニフォームから発想を得たYシャツで、動きやすくノーネクタイでも様になります。日本でのビジネスシーンはクールビズの定番アイテムとして人気ですが、フォーマルシーンではマナー違反となるので注意しましょう。

ラウンドチップカラー

ラウンドチップカラーのワイシャツ

「ラウンドチップカラー」は、襟先が丸くカットされたデザイン。遊び心に富んだ柔らかな印象を与えますが、ビジネスシーンではあまり適切とは言えません。

400年以上の歴史を持つYシャツは、長い歳月を経て多様な変化を遂げました。
襟の形そのものも重要ですが、スーツのデザインやネクタイの有無、色柄によっても印象が大きく変わります。日常、どんなシーンでスーツを着るかによって、お気に入りのスタイルに合ったスーツをオーダーしてみても良いでしょう。
スーツを作成されるときは、それに組み合わせる小物にも考えを巡らせてみてください。

 

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