スーツにワインをこぼしてしまった! 対処法とNG行動は?
そのようなときはシミになる前に素早く対処をしましょう。
今回の記事では、スーツにワインをこぼしたときの対処法や、やってはいけないNG行動をご紹介します!
スーツにうっかりこぼしてしまったワイン……対処法は?
赤ワインに含まれるアントシアニンという色素は生地に定着しやすく、時間が経てば経つほど色素が定着して落としにくくなってしまうのです。ただし、白ワインなら大丈夫というわけでもありません。
ワインがスーツの生地にしみ込んだまま時間が経つと、ワインに含まれる糖分が酸化し、黄色く頑固なシミとして残ってしまいます。
対処法
頑固なシミになるのを防ぐには、こぼしてしまったときに素早く対処をすることが大切。
ワインのシミは水溶性ですので、汚れてからすぐであればきれいに落とすことができます。
■用意するもの
きれいなタオル2~4枚、水で薄めた中性洗剤、水
■手順
1.タオルを水で薄めた中性洗剤で濡らしてからよく絞り、ワインで汚れた部分を叩くようにして汚れを浮かせる
2.浮かせた汚れを、もう1枚のタオルで押さえて吸い取る
3.別のタオルに水を含ませて固く絞り、洗剤を落とすように叩いていく
4.乾いたタオルで押さえて水気を取る
5.陰干しして自然乾燥させる
また、赤ワインによるシミ取りにはアルコールが有効です。
赤ワインがこぼれた部分にアルコールスプレーを噴射し、タオルでやさしく叩くようにすると汚れが浮いてきます。
これは赤ワインに含まれるアントシアニンがアルコールに溶ける性質を利用しています。
ただし、スーツの素材によっては色抜けやシミになる場合があるので、目立たない場所で試してからおこなってくださいね。
これはやったらダメ! ワインをこぼしたときのNG行動とは?
ワインのシミは放置すると頑固なシミとなり、なかなか取れなくなります。
特に淡い色のスーツの場合はシミが目立って着られなくなる場合もあるので、放置しないようにしましょう。
また、スーツの生地はデリケートなので、シミ抜きの際にゴシゴシこすると生地が荒れてしまいます。
さらにシミを広げてしまう原因にもなるので、軽い力でトントンと叩くように落としていくのがコツですよ。
スーツにワインをこぼしたときは、早めの対処が肝心!
スーツにワインをこぼしてしまったら、まずは濡らしたタオルやハンカチで叩き拭きをしておくことが大切です。
早めに応急処置をすればそのあとのシミ取りもしやすくなりますよ。
また、対処が遅れてシミを落とすのが難しい場合は、クリーニング店でプロに依頼することをおすすめします。