スーツについた油汚れ。落とし方と注意点とは?
スーツについた油汚れ。落とし方と注意点とは?
スーツで仕事をすることが多い方は、うっかり食事中に汚してしまうこともあるでしょう。
油汚れの場合、すぐに落とさないとシミになってしまうこともあります。正しい汚れの落とし方を知っていれば、いざというとき慌てません。
今回は、スーツについた油汚れの落とし方と注意点についてご紹介していきます。
スーツに油汚れがついたら。正しい対処法
スーツを汚してしまったら、乾いたティッシュなどで擦らないように固形物を取り除きます。
シミの下に汚れてもいい布を敷き、中性洗剤を染み込ませた別の布で軽く叩きながら汚れをうつしていきます。
叩く角度を変えながら、色がうつらなくなるまで繰り返すことが大切です。
油汚れは、うつりやすいので汚れを落とすときは注意しながらおこないましょう。
汚れが落ちたら、洗濯用洗剤をつけて部分洗いします。
すすぎが不十分だと、変色の原因になるので注意が必要です。
スーツの油汚れを落とす際の注意点
頑固な油汚れは、時間をかけないとなかなかきれいになりません。
つい布で強くこすったり揉んだりしてしまいがちですが、絶対にやめましょう。
シミが取れるどころか、繊維の奥まで汚れをすり込んでしまうことになります。
揉みこみ洗いも、ゴシゴシと強く擦ってしまうと生地が伸びる原因になります。
また、こすったときの摩擦でスーツの生地が痛むこともあるので、汚れを落とすときは「優しく、丁寧に」を心がけましょう。
シミの部分に石鹸や食器用洗剤を使う場合は、色落ちすることもあるので目立たない場所で試してから使うと安心です。
スーツの生地は、とても繊細なので汚れを落とすときは慎重にしなくてはなりません。
落ちない油汚れはクリーニング店へ
自宅で汚れを落としてみたけれど、どうしてもきれいにならないときは迷わずプロへ依頼しましょう。
無理に落とそうとして、別の方法や洗剤を何度も試すことは、生地を痛めたり色落ちしたりする原因になります。
いろいろやってみた結果、スーツをダメにしてしまうこともあるので注意が必要です。またスーツの汚れは、時間が経てば経つほど落ちにくくなります。
そのため、手に負えないと感じたときはクリーニング店へ早めに持っていくことをおすすめします。
どのような汚れがついているのかあらかじめ伝えることで、きちんとシミ抜きしてもらえるでしょう。
自宅で簡単に洗濯できないスーツに汚れがついてしまうと焦ってしまいますよね。
しかし、汚れたときの対処法を知っていればシミにならずに済みます。スーツをよく着る方は、覚えておくとよいでしょう。