長持ちさせるために知っておこう!本革ベルトの手入れ方法!
数あるスーツ小物の1つである「ベルト」は、スーツスタイルの印象をぐっと引き締めてくれる重要アイテムです。ベルトの中でも「本革ベルト」は、ていねいに手入れをすると長持ちしやすくなります。
ここでは、本革ベルトの手入れの方法や、手入れ以外で長持ちさせるコツをご紹介します。
本革ベルトの手入れ方法は簡単!
本革の手入れには「馬毛ブラシ」「革用のクリーム&塗り込み用の布」「防水スプレー」を使用します。
馬毛ブラシは毛が柔らかく、本革ベルトを傷つけにくいというメリットがあります。3つともスーツ販売店や紳士靴販売店などで揃えられますので、ベルト購入時にまとめて買っておくと便利です。
本革ベルトには表面が滑らかで光沢のあるスムースレザーや、起毛感のあるスエード素材のものなどがあります。
以下の手順に沿って手入れをすれば、3ステップで終わります。ぜひ覚えて実践してみてくださいね。
■本革ベルト(スムースレザー)手入れの基本的な手順
1.馬毛ブラシで本革ベルトの表面やステッチ部分、金具部分などのホコリをやさしく落とす
2.布に革用クリームを少量取り、ベルト全体に円を描くようなイメージで薄くのばしていく
3.クリームが浸透したら、防水スプレーを20~30cmほど離して吹きかける
本革ベルトに付着したホコリが湿気を吸うと、カビが生える原因になることが多いです。特に湿気が多い梅雨の時期などは、こまめにホコリを落としてケアをしてあげましょう。
また、本革は乾燥してくると表面がガサガサになったり、ひび割れたりすることがあります。
革用クリームで適度な油分を足してあげることで、しっとりなめらかな質感がよみがえりますよ。
ちなみに、最後に防水スプレーを吹きかけるのは、本革が水分を吸って傷むのを防ぐためです。防水スプレーでコーティングすることで、ある程度の水分なら弾いてくれるようになります。
ただし、防水スプレーの効果は使っているうちに薄れていきます。手入れをこまめにおこなうのはもちろん、最後に防水スプレーをかけてコーティングし直すように心掛けましょう。
スエードの本革ベルトの手入れ方法
スエードの手入れ方法は基本的にスムースレザーと同じです。ただし、革用クリームではなく、スエード用のミストを用いるのがポイント。
スエード用ミストは、スエードに栄養補給をして風合いや手触りを復活させてくれます。
手入れの際は馬毛ブラシでブラッシングしたあとにミストを吹きかけ、乾いたら再度ブラッシングして仕上げましょう。
手入れ以外にもある? 本革ベルトを長持ちさせるコツ
本革ベルトを長持ちさせるには、手入れだけではなく保管方法や取り扱いにも気を配りたいものです。
本革ベルトは日光で変色や劣化、乾燥を招く恐れがあります。保管するときは、直射日光の当たらない風通しのよい場所がおすすめです。
また、雨などで濡れてしまったときにドライヤーなどで熱を加えて乾かすと、ベルトが傷んでしまいます。風通しの良い場所で、サーキュレーターなどを当てながら乾燥させるとよいでしょう。
愛用の本革ベルトこそ、こまめな手入れで長持ちさせよう!
本革ベルトは使ううちに馴染んで、柔らかく体にフィットしてくれるという特徴があります。さらに、本革独特の風合い、経年変化が楽しめるのも魅力です。
ケア次第で長く使えるようになりますので、本革ベルトを愛用中の方は定期的な手入れを心掛けるようにしましょう。