映えるスーツ姿のために! 革靴のメンテナンス方法について
スーツ姿をカッコよくきめるには、革靴をピカピカの状態に保っておきたいものです。
革靴は湿気や乾燥に弱く、メンテナンスには専用のお手入れ道具も必要なので、自宅で正しくメンテナンスを行うのは難しそうに感じるかもしれませんが、慣れてしまえば実は簡単。
そこで、革靴を美しく保つためのポイントと自宅でできるメンテナンス方法を紹介いたします。
革靴を美しく保つポイント
革靴を常に美しく保っておくためのポイントは、
①毎日同じ靴をはかずに2~3足を交互に履く
②通気性の良い場所に保管
③履いた日に毎日行うメンテナンス
④月1度のメンテナンス
の4点です。
よく知られているように足からは大量に汗が出ており、革靴の湿気が乾くには半日~1日ほどかかります。湿った状態で使用すると型崩れや臭いの原因になってしまいまので、1度履いたら少なくとも1日は通気性の良い場所で休ませましょう。
また、履いたその日に行う簡単なメンテナンスと、月に1度の本格的なメンテナンスを定期的に行うことで、革靴の美しさを保つことができます。
気をつけなくてはならないのは、メンテナンスを過剰にやりすぎてしまうと革に負担を与えてしまい逆効果になってしまうこともあるということです。それでは、正しいメンテナンス方法をみていきましょう。
日々のメンテナンス方法
日々行うメンテナンスは、履いているうちに付着したホコリや汚れを落とすのが目的です。革靴にホコリや汚れを付着させたままにしておくと革を乾燥させてしまいますので、その日のうちに取り除くようにしましょう。
まずは、靴全体を専用のブラシで軽くブラッシングしていきます。ブラシは毛先が柔らかく靴の表面を傷つけにくい馬毛のブラシを使います。革のシワに沿ってブラッシングするのがポイントです。
その後、シューズキーパーを入れて型崩れを防止しつつ通気性の良い場所に置いて保管しましょう。
月1回のメンテナンス方法
月1回のメンテナンスでは、革靴用のクリームを塗って美しさを保ちます。
まずは日々のケアと同様に、ホコリなどをブラシで落とし、次に専用のクリーナーを使い、柔らかい布でやさしく汚れを拭き取っていきます。クリーナーはつけすぎるとシミになってしまう場合があるので、少しずつ使うようにしましょう。汚れが取れにくい場合でも2~3回繰り返すと次第に取れていきますので、ゴシゴシと力を入れないように注意します。
その後、革靴用のクリームをまんべんなく薄く塗りましょう。クリームを塗ることで、乾燥によるひび割れを防ぎ、革に栄養がいきわたるので長持ちします。クリームの色は同系色が少し薄い色を選び、柔らかい布またはコシのある豚毛のブラシを使って伸ばします。
クリームが乾いたら、クロスで乾拭きをして余分なクリームを取り除きツヤを出して仕上げましょう。
雨に濡れた時のメンテナンスは?
革靴を濡れたまま放置するのは傷みの大きな原因となります。革靴が雨に濡れてしまった時は、すぐに水分を拭き取り日陰で乾かしましょう。
水に濡れることで革の油分が失われてしますので、乾いたらクリームで油分を補います。濡れた後のケアは革靴の寿命を左右しやすいので、忘れずにメンテナンスを行うようにしましょう。
革靴は、正しいお手入れで美しい状態を長く保つことができます。はじめは面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば意外と短時間で済ませられます。
適切なメンテナンスを習慣化することで、履き心地のいいお気に入りの革靴を美しく保てられるとよいですね。