世界中から信頼されるゼニア、愛される理由と歴史



世界中から信頼されるゼニア、愛される理由と歴史

世界中から信頼されるゼニア、愛される理由と歴史

「エルメネジルド・ゼニア」は世界80以上の国や地域で展開している老舗スーツ企業です。
親から子、そして孫へと引き継がれるファミリー企業としても知られるゼニア社、なぜここまで世界から信頼されているのでしょうか。
今回は、ゼニアが世界中から愛され信頼されている理由を、その歴史とともに紐解いていきましょう。

時代に先駆けた国際ビジョン

1910年、ゼニア社の創始者であるエルメネジルド・ゼニアはアルプス山麓のトリヴェロ地に最初の服地工場を設立しました。
4台の織機を使ってファブリックの生産を始めたエルメネジルドですが、この当時から時代に先駆けて最高級の天然繊維を原産国から買い付けることで、積極的なブランド戦略を行っていました。
製品や技術の革新を常にめざす国際的ビジョンを持っていたのです。これがのちにイタリアが誇る輸出品のひとつとなっていきます。
1930年代にはアメリカへ輸出され、1940年代には40か国以上の国での販売も開始されました。

子世代に受け継がれる発展

1960年代に入ると、経営はエルメネジルドの息子であるアンジェロとアルドの2人に引き継がれることになります。
この2人が行ったのは、経営を多角化し取り扱いやすい商品を増やすことでした。1968年にイタリアのノヴァーラ地方に新たに工場を作り、スーツやジャケットはもちろん、コートやシャツ、パンツなどのコレクションの生産を始めます。
エルメネジルドの代からすでに製品の質の良さには定評があったため、その品質の良さはすぐに認められることになります。

小売り事業に力を入れる

スーツの着こなし術を身につけてワンランクアップさせよう
現在のゼニア社は、ラグジュアリーブランドとして小売り事業に特に力を入れています。
スーツなどファブリック製品だけにとどまらず、財布やベルト、シューズなどの小物類の製品も展開し、トータルコーディネートができることも魅力です。
それには買収も大きなポイントとなっています。
高級レザーアパレル企業「ロンギ」ブランドを取得したり、サルヴァトーレ・フェラガモ社との合弁会社「ゼフェル」を設立したりと、アクセサリービジネスの発展に力を入れています。また、製品を販売する空間づくりを工夫することで、ブランドイメージを守ることにも熱心です。
「ゼニアの世界観を視覚からも楽しんでもらう」というコンセプトを大切にしています。
こういった創業からの理想や理念を受け継ぐことで世界中から愛されるブランドとなっていると言えるでしょう。

 

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