アイロンがけ不要!ノンアイロンワイシャツとは?
ノンアイロンワイシャツは、洗濯して干すだけでシワが伸びるという優れもののシャツです。毎日のコーディネートに上手に取り入れることで、だらしなく見える“シャツのシワ”や“アイロンがけの手間”から解放されますよ。ここではノンアイロンワイシャツの特徴や、洗濯の際のポイント&注意点をご紹介します。
ノンアイロンワイシャツの特徴とは?
ノンアイロンワイシャツとは「特殊な処理をして形態安定加工をしたワイシャツ」の総称です。
ポリエステル100%で作られた生地に薬品や樹脂などで加工を施し、シャツにシワができるのを防いでいるため、洗濯して乾いたらアイロンなしで着られるのが魅力です。ノンアイロンワイシャツは型崩れも起きにくいので、長い間パリっとした着心地を楽しむことができるのもメリットだといえます。また、近年は布帛(ふはく)とニット、それぞれのメリットを持つ素材を使用したものも販売されており、伸縮性がよく動きやすい製品も多くなっています。
ノンアイロンワイシャツに似ているものに「形態安定シャツ」というものもありますが、こちらは洗濯後にたっぷり水分を含んだ状態で干すと、シワを伸ばしながら乾かすことができるシャツです。ノンアイロンワイシャツに比べると比較的安価ですが、シワのできる・できないが脱水時間や乾燥状態に左右されやすいので、シワが残った場合はアイロンがけが必要になります。「忙しくてアイロンをかける時間がない」「アイロンがけが苦手」という方や、「出張先でもシワのついてないシャツを着たい」という方は、ノンアイロンワイシャツを選ぶことをおすすめします。
ノンアイロンワイシャツを洗濯する際のポイントは?
ノンアイロンワイシャツは生地にシワが付きにくい加工をしているため、普通に洗ってもシワがつきにくいのが特徴です。ただ、生地が傷んだりボタンが引っかかったりするのを防ぐためにも、洗濯ネットに入れて洗うことをおすすめします。
洗濯の際はシャツを裏返しにしておき、袖口や襟の汚れ落ちをよくしておきましょう。このとき汚れがひどいようなら、襟・袖用の部分洗い洗剤や、洗濯石鹸などでポイント洗いをしておくと落としやすくなります。
シワを予防するには、脱水時間を短くすることもポイントです。これは脱水時間が長くなると、乾いたあとにシワがついてしまうことがあるからです。洗濯後の脱水は15~30秒程度にしておき、手でシワを伸ばしつつ形を整えて干せば、乾いたあとはアイロンいらずの美しい状態が戻ります。
ノンアイロンワイシャツの注意点は?
ノンアイロンワイシャツは熱に弱く、高温のアイロンや乾燥機などによって縮んでしまう可能性があります。長年使用していてシワができてしまった場合などで「どうしてもアイロンをかけたい」という場合は、シャツのタグに記載されている取り扱い表示に従って温度を調節してくださいね。
また、クリーニングに出す際も、あらかじめ高温で縮む恐れがあることを伝えましょう。
ノンアイロンワイシャツでお手入れを楽にしよう!
ビシッとアイロンがかかったワイシャツは着ていて気持ちがいいものですが、洗濯のたびにワイシャツのアイロンがけをするのはとても大変です。手持ちのワイシャツをノンアイロンワイシャツに変えると、アイロンがけの負担が減るだけでなく、お手入れにかける時間の節約にもなりますよ。仕事用ワードローブにぜひ、便利なノンアイロンワイシャツを取り入れてみましょう!