シャツの知識がオシャレをつくる! カラースタイルの種類



シャツの知識がオシャレをつくる! カラースタイルの種類

スーツの袖ボタンを留める男性

スーツの着こなしを考えるならば、シャツにもこだわりを持ちたいところ。
シャツはカラースタイル(衿型)によって分けられていて、選ぶカラースタイルによって趣や与える印象も変わってきます。
今回はシャツのカラースタイルについてまとめてみました。
知れば知るほどオシャレが楽しくなってきますよ。

レギュラーカラー

畳まれた青いワイシャツ

その時代にもっとも一般的とされるカラースタイル。時代によって定義は変化します。
ドレスシャツの定番で、ジャケットを選ばないデザインです。ベーシックだからこそ、コーディネートのセンスが問われるシャツとも言えます。

 

ワイドスプレッド・カラーシャツ

イギリスのウィンザー公が好み、ウィンザーカラーとも呼ばれるカラースタイルで、ガッチリとした体型の方によく似合い、オススメです。
衿羽の開きが100~120°前後と広めであることが特徴です。

ロングポイント・カラーシャツ

衿先が9~10cmと長いのが特徴のカラースタイルです。
衿の開きはレギュラーと変わらないのですが、衿が長いのでロングポイントのほうが狭く見えます。
落ち着きがあり、アダルトでクラシックな雰囲気が漂うスタイルです。

ショートポイント・カラーシャツ

衿先が6cm以下と短く、ロングポイントと正反対のカラースタイル。
正反対なのは見た目だけではなく与える印象も真逆で、大人っぽい印象のロングポイントとは異なり、スポーティかつカジュアルなイメージがあるショートポイント。
ネクタイを着用する場合はボリューム感を抑えると良いでしょう。

スタンドカラー

衿羽がないシンプルなカラースタイル。
シンプルがゆえに合わせやすいのが特徴です。他のスタイルとは大きくデザインが異なり、シンプルでも退屈な印象を与えないのも魅力の1つ。カジュアルなシーンにオススメ。

ウイングカラー

きっちりとした紳士服

衿先が前に折れたカラースタイルで、その形が鳥の翼に見える事からこのように名づけられました。
イギリスでは貴族たちが政争に用いたことで流行したと言われていて、格調の高さ、上品さをアピールするのにうってつけ。
タキシード、蝶ネクタイに合わせるならばこのシャツが最適で、フォーマルシーンでは重宝されます。

ラウンドカラー

衿先を丸く大きくしたカラースタイルで、遊び心のあるデザインがオシャレな大人によく似合います。
エレガントなシャツに採用される傾向にあり、着こなすことでカッコよさは格段に増すのですが、顔の丸さが際立つ形状をしているので注意してください。

クレリックシャツ

ハンガーで並べられたワイシャツ

色無地あるいはストライプで、衿とカフスのみ白無地のシャツです。
クレリックとは「聖職者」を意味し、彼らの服装がこのスタイルの由来とされています。
1920年のロンドンで流行っていて、特にラウンドカラーのクレリックシャツは大人気。
英国風に着こなせばバッチリです。

今回紹介したのはほんの一部です。一口に「シャツ」と言っても、デザインや歴史、着用シーンも全く異なっています。
正しい知識を持って着用すれば、オシャレに精通している方々から「わかっているな」 と一目置かれること請け合いですよ!

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