スーツのポケットに物を入れるのはNG? ポケットの使い方を知ろう
その理由とは一体何なのでしょうか?
今回の記事では「スーツのポケットに物を入れないほうがよい理由」や「スーツのポケットの種類&それぞれの使い方」をご紹介します。
スーツのポケットには、何も入れないほうがいいって本当?
しかし、ポケットの場所や物の大きさによっては、生地の傷みや型崩れを起こすおそれがあります。
さらに、ポケットにたくさん物を詰め込むとシルエットが崩れてしまい、美しく着こなすことができなくなるのです。
また、物を入れる量や場所によっては、スーツのフィット性が低下し、着心地にも影響します。
これらの理由から、ポケットに物を入れるのは原則としてNGなのです。
スーツのポケットの種類と使い方を知っておこう
しかし、昼休憩などでかばんを持ち歩くのが面倒に感じる人は多いもの。
どうしてもポケットを使いたいというときのために「ポケットの種類」や「型崩れなどが起きにくいポケットの使い方」を知っておきましょう。
代表的なポケットは次のとおりです。
・胸ポケット
ジャケットの表側・胸部にあるポケットで、ポケットチーフを入れる場所として作られています。
ファッションとしての役割が強く、ペンなど立体的なものを入れると型崩れが起こりやすい場所です。
胸ポケットに入れるものは、あくまでポケットチーフのみに留めておきましょう。
・腰ポケット
ジャケットの左右の腰部分にあるポケットで、ビジネススーツの場合はフラップ(雨蓋)がついているものがポピュラーです。腰ポケットは他のポケットと比べても型崩れしやすいので、物を入れるのには向いていません。スーツのシルエットを崩さないためにも、何も入れずに空けておくのがベストです。
・内ポケット
胸の内側部分には大きめの内ポケットがあります。このポケットには、財布・スマホなどの薄い物(厚さ1cmぐらいまで)なら、入れていてもシルエットに影響が少ないでしょう。
また、ジャケット内部には「シガーポケット」「ペンポケット」といった、細かいものが入れられるポケットもあります。
しかし、これらのすべてに物を入れてしまうと着ぶくれしてしまいますし、ペンを出し入れするときにクリップやペン先でスーツの生地を傷めてしまうことも。
基本的に物を入れないのが一番ですが、どうしても使用したい場合は「あくまで一時用」と捉え、入れっぱなしにしないよう心掛けてくださいね。
・パンツポケット
パンツ前面の左右にあるポケットは飾りとして付けられているため、物を入れるとシルエットが崩れてしまいます。
また、生地が薄いので小銭や鍵などを入れるのはNGです。
お尻部分のポケットは長財布やスマホなどを入れる人もいますが、入れた物の輪郭が浮き出てかっこ悪くなるのでやめましょう。
あくまでハンカチを入れる程度に留めておくのがポイントです。
スーツをスマートに着こなすために、ポケットの使い方をマスターしよう!
スーツのポケットに物を入れすぎるとシルエットが崩れてしまいますし、フィット感が低下して着心地も悪くなってしまいます。
また、同じ場所に物を入れ続けると、入れていた物の跡がついてしまうことも。
お気に入りのスーツを長持ちさせて、いつまでもかっこよく着られるように、物の入れすぎには注意しましょう。