ビジネスマンのための「ハンカチ」マナー3選
ビジネスマンなら身だしなみを整えるのは当たり前。
身だしなみとは、頭髪や服装の清潔感のことだけを指すものではありません。
周りの人に不快感を与えないようにふるまうことが身だしなみです。
そんな身だしなみの一つで、意外と見落としがちなのが「ハンカチ」です。
ビジネスマンなら知っておきたいハンカチのマナーをご紹介します。
1. ハンカチはどこに入れるのがマナー?
ハンカチはどこにしまっておくのが良いのでしょうか。
使い勝手から言えばポケットですが、実はビジネススーツのポケットにハンカチを入れるのはマナー違反。
スーツは「体のラインに沿ったシルエットを出す」ように作られています。ハンカチをスーツのポケットに入れると、その部分だけポッコリしてしまいます。
ハンカチはカバンに入れておき、使うときに取り出すようにしましょう。
基本的にスーツのポケットには何も入れないものなので、ハンカチ以外のものもポケットには入れないようにしましょう。
2. ハンカチはどんなものを選ぶのがマナー?
「無地」と「柄物」どちらを選ぶ?
派手な柄物はビジネスマナーにそぐいません。
かといって無地では味気ないので、無地のものならワンポイントが入っているようなもの、柄物なら抑え目な色味のチェックなどがおすすめです。
素材はどれを選ぶ?
素材は、よく見かける平織りのハンカチだけではなく、最近は吸水性の良いガーゼ素材のものも人気があります。リネン素材のハンカチも吸水性が高く、乾きも良いのでおすすめです。
ハンカチは持っているだけで清潔感をアップさせるアイテムですが、しわしわのハンカチだと逆にマイナスイメージにつながってしまいます。きちんとアイロンがかけられないのなら、少々しわになっても違和感がないガーゼ素材のハンカチを選びましょう。
ミニタオルのようなものは、ごわつく上に吸水性はガーゼ素材と大差ないので、タオル素材のハンカチは持たない方がスマートです。
3. 複数枚のハンカチを使い分けよう
ハンカチの出番は、手を拭く時だけではありません。
夏場なら吹き出した汗を拭いたり、こぼれた飲み物を拭いたりする時にも使います。
商談相手やお客様の前でとっさに自分のハンカチを出さなくてはならないとき、そのハンカチが手や汗を拭いたハンカチだとどうでしょうか?
相手にあまり良い印象を与えませんよね。
そんなときのためにハンカチは2枚、暑い時期には3枚程度持っておくことが望ましいでしょう。1枚は手や汗を拭く実用的なハンカチ、もう1枚はアイロンを効かせたコットンのハンカチを用意しておくのです。
人前に差し出すハンカチが使用感のあるヨレヨレのものではスマートではありません。人前用の勝負ハンカチを持っておいて、状況によって使い分けるようにしましょう。