印象が変わる! オーダーシャツの生地選びのポイントは?
テーラーなどに注文をして自分好みのシャツを作れる「オーダーシャツ」は、生地選びから楽しめるのが魅力です。シャツの生地にはさまざまなものがありますが、実際に生地を選ぶ際にはどのようなポイントを知っておけばよいでしょうか。
ここではオーダーシャツの生地選びのポイントをご紹介します。
オーダーシャツの生地にはさまざまなものがある!
シャツに使用されている生地にはフォーマル感の強いものからカジュアルな印象のものまでさまざまなものがありますが、あまりに種類が多すぎて選びきれない……という方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、あらかじめ生地の印象や特徴を知っておくとイメージがしやすくなります。さっそく、代表的な生地の種類と特徴を見てみましょう。
ブロード
ワイシャツの代表的な生地であるブロードは、上品な光沢がありスムースな手触りが特徴です。生地に使用する糸が細いほど手触りのなめらかさや光沢感がアップします。冠婚葬祭やビジネスでよく用いられる生地です。
ツイル
ツイルは斜め方向に畝(うね)の模様が見える生地です。やや厚手で立体感があり、インナーが透けにくいという特徴があります。また、ストレッチ性がありシワができにくいのもツイルの魅力です。
オックスフォード
ボタンダウンシャツでよく用いられているオックスフォード生地は、荒い織り目が特徴のやや厚めの生地です。通気性が良いため春夏向けのシャツに使われることが多いですが、ブロードやツイルなどに比べるとカジュアルな印象です。
ドビー
ドビー生地は特殊な織機で折ることで、光沢のある模様を生み出しているのが特徴です。模様にはストライプやドット、チェックなどがあり、ツヤ感が上品な印象を与えてくれるのでビジネスシャツにも用いられることが多いです。
サテン
目が細かくツヤツヤとした光沢のあるサテンは、華やかなシーンで着用されることが多い生地です。ビジネスの場では華美になりすぎますが、結婚式やパーティーなどで着用すると華やかな印象を与えてくれます。
コーデュロイ
ストライプ状に畝(うね)があるコーデュロイは、起毛感と光沢感がある生地です。厚めの生地で保温性が高いことや温かみのある風合いから、秋冬のシャツに用いられます。
フランネル
少し起毛しているフランネルは、コーデュロイと同様に保温性が高いのが特徴。ややカジュアルな印象ですが、秋冬のビジネスカジュアルなどに取り入れるのもおすすめです。
オーダーシャツを作る際は着用シーンにあった生地を選ぼう
オーダーシャツを作る際は、着用シーンに合った生地を選ぶことが大切です。たとえば冠婚葬祭用などでフォーマルさを求めるのであれば、ブロードがおすすめです。またビジネスならば、ブロードのほかにツイルやドビーなどもよいでしょう。カジュアルな職場であればオックスフォードやコーデュロイ、フランネルなどもありです。
また、生地に使われている糸は細ければ細いほど光沢感が増し、フォーマルな雰囲気になります。反対に太めの糸なら、ややざっくりとしたカジュアルな印象になるでしょう。
いずれにせよ、一番良いのは実際の生地を手に取って、質感や光沢感を確かめることだといえます。オーダーする店舗に生地サンプルが置いてある場合は、ぜひチェックしてみてください。
同じ形でも生地で変わる! オーダーシャツ作りを楽しもう
生地の自由度が高いオーダーシャツは、同じ形であっても生地の質感や色柄で大きく印象が変わります。また襟やカフス、背中のライン、合わせるボタンの色や素材、ステッチの有無などによってさらに雰囲気が変わるのも面白い点です。生地等のディティールにこだわって、ぜひ自分好みのオーダーシャツ作りを楽しんでみてくださいね。