自転車通勤の方におすすめ! オーダースーツの「尻シック」とは?
オーダースーツを愛用されている方なら「尻シック」をご存じの方も多いでしょう。
「尻シック」はオーダースーツのオプションでつけられることが多く、採用することでスーツを長持ちさせられる効果があります。
今回は、尻シックとはどのようなものか、概要やメリット、そしてどんな人におすすめなのかについてご紹介していきたいと思います。
尻シックとは?
「尻シック」とは、パンツの内側の股からおしり部分につける当て布のことを指します。
スーツに限らず衣服は、着用することで身体の動きに伴って生地が擦れ合います。特にビジネススーツでは、カジュアルな服と比べてご自身のサイズにフィットしたパンツを着用するため、日々、座ったり立ったりを繰り返すうちに、擦れ合う生地が摩耗してしまいがちです。
そして日々の動作で圧力がかかり摩耗しやすいおしり部分の生地が薄くなってしまうのを防ぐため、補強する目的でシック(あて布)をあらかじめ内側に取り付けておくことで、耐久性が高まるのです。
オーダースーツでは、ご自身の好みやサイズにぴったり合った大切なスーツを、できるだけ長持ちさせられるよう、オプションで尻シックを取り付けられることが多くなっています。
尻シックのメリット
尻シックは、先述のとおりおしり部分の摩擦ダメージを防ぎ、履いた状態で破けてしまうのを防いでくれます。
また、それだけでなく、汗を吸い取ったり、汗シミや下着の透けを防いでくれるといったメリットもあります。
オーダースーツを仕立てる際に、尻シックを付けた方が良いか迷うという方もいらっしゃいますが、お気に入りのスーツを長持ちさせるために、是非付けられるとよいでしょう。
特に、営業職などで歩くことが多い方や、自転車を使用して通勤される方は、知らず知らずのうちに股やおしり部分に負担をかけてしまっています。また、汗によって湿った状態の生地は、乾いている時よりも摩擦によるダメージが大きくなるため、汗をよくかく人も尻シックを付けられることをおすすめいたします。
その他、太もも回りやお尻のサイズが大きめな方も、摩擦ダメージが大きくなりやすいため、尻シックを付けられるとよいでしょう。
尻シックについてご紹介いたしました。
尻シックは生地の傷みを防止する効果があり、大切なパンツを長く履くために、もはや必須のアイテムと言えるでしょう。
なお、Fashion AT Men’sでは、あらかじめ尻シックが標準で取り付けられております。
また、スーツの生地を使って股部分の外側を補強する、オリジナルの「外側尻シック」もご用意しておりますので、ぜひご活用ください。