スラックスにアイロンをかけるときのコツとは? シワをつけないために



スラックスにアイロンをかけるときのコツとは? シワをつけないために

毎日履いているスラックスはシワが入りやすいもの。シワが入ったままではだらしなく見えるため、アイロンがけをしてピシッとしたきれいな状態を保つことが大切です。

そこで今回は、スラックスにアイロンをかけるときのコツをご紹介します。

スラックスにアイロンをかけるコツは?

スラックスにアイロンをかけるとシワが伸びて気持ちよく履けるようになります。しかし、適当にアイロンがけをしてしまうと変なシワが寄ってしまったり、クリース(折り目)が二重になってしまったりすることも。

さっそく、基本となる正しいアイロンがけの方法を知っておきましょう。

用意するもの

・アイロン(スチーム機能のあるものがよい)

・アイロン台

・霧吹き(水を入れて使用する)

・当て布(綿製のもの、大きなハンカチでもOK

・ハンガー(二つ折りでかけるならバーが太いもの、クリップハンガーの場合は跡が付きにくいもの)

 

アイロンがけの前の準備

・アイロンは生地の素材に応じた温度に温めておきます。ナイロン・アクリルは低温(110℃~130℃)、ウールは中温(140℃~160℃)、綿や麻なら高温(180℃~200℃)が目安です。

・霧吹きに水を入れておきましょう。

アイロンがけの手順

アイロンがけの際は、全ての工程で、必ず当て布をしましょう。当て布なしでアイロンをかけると、生地がテカってしまいます。

アイロンがけは腰回り、ひざ、裾、クリース(折り目)の順におこないます。

 

①スラックスをアイロン台に履かせるようにしたら、お尻側から当て布をしながらアイロンをかける

②腰の前部分も同様にしてアイロンをかける。シワが深い場合は霧吹きをしてからアイロンをかけると取れやすい

③ひざ部分も片足ずつアイロンがけをする。縫い目を合わせたらアイロンを少し浮かし、くるくると回しながらスチームを当てる

④裾部分のアイロンをかける。裾は内側からアイロンをかけるときれいに仕上がる

⑤折り目の部分を決めて、スチームアイロンで軽く体重をかけながらプレスしていく。終わったらもう片方もプレスする

⑥ハンガーにかけて完成

 

※折り目をつけるときはもともとのプレス位置からズレないように気を付けましょう。

 

ちなみに、毎日アイロンがけをすると、スラックスの生地のテカりや傷みにつながることがあります。アイロンがけは週2回~3回程度に留めるようにしましょう。

また、同じスラックスを連続で履くとシワが入りやすくなるので、何本か揃えておいてローテーションで履くことをおすすめします。

忙しいときでもOK! アイロンを使ったお手入れ方法

スラックスのシワをきれいにしたいけれど、時間がない……という方は、スチームで簡易的にシワを伸ばす方法を知っておくと便利です。

 

まずハンガーにスラックスを吊るしたまま、アイロンのスチームを当てます。

生地が十分に蒸気を含んだら手でシワを伸ばし、ハンガーにつるした状態で乾燥させましょう。このとき、クリップハンガーで裾を挟み、逆さまに干すのがおすすめです。腰回りの生地の重みで引っ張られることで、きれいにシワが伸びてくれますよ。

シワのないスラックスは美しい! 定期的にアイロンがけを!

シワのない美しいスラックス

シワがなくセンタークリースがはっきりしたスラックスは、清潔感があり見ていて気持ちがいいものです。また、クリースがきれいに出ていると足が長く見える効果もあります。定期的にアイロンがけをして、美しいシルエットをキープしましょう

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