夏のスーツは「スペアパンツ」を準備しよう! 2本目を持っておくメリット
汗をかきやすい夏は、スーツのスラックスがすぐにべたつく……なんて経験をしたことはありませんか?
夏の時期には、2本目の「スペアパンツ」を持っておくと便利です。ここでは夏のスーツでスペアパンツを準備しておくメリットや、選び方のポイントをご紹介します。
夏のスーツにはスペアパンツが必須! 持っておくメリットは?
夏のスーツにはスペアパンツが必須ともいえます。その理由やメリットは次のとおりです。
・クリーニングに出すときの替えとして使える
・2本のスラックスを交互に履くことで持ちがよくなる
・ディティールの違いを楽しめる
順にご説明しますね。
クリーニングに出すときの替えとして使える
たくさん汗をかく夏は、スーツをクリーニングに出す機会も増える季節。中には「クールビズのためジャケットをあまり着ないから、スラックスだけクリーニングに出す」という方も多いでしょう。
しかし、ジャケットに対しスラックス1本だけ……という場合、クリーニングに出している間のスラックス選びに悩んでしまいがちです。人によっては「夏用をクリーニングに出してしまったので、暑いのを我慢して春秋用を履いている」という方もいらっしゃるかと思います。
あらかじめ洗い替え用に2本目のスペアパンツを仕立てておけば、そのような悩みが一挙に解決します。
2本のスラックスを交互に履くことで持ちがよくなる
「ジャケットは大丈夫なのに、スラックスが先にダメになってしまった」という経験のある方はかなり多いのではないでしょうか。
スーツのスラックスは、ジャケットに比べて擦れなどでダメージが蓄積しやすいもの。スペアパンツを作っておいて交互に履けば、1本に対する生地のダメージを軽減できます。お気に入りのスーツの寿命を延ばせれば、長く愛用し続けられます。
ディティールの違いを楽しめる
スペアパンツには同じ色柄を採用するケースが多いもの。2本目以降はタックや裾デザインなどのディティールを変えて仕立てることで、同じ生地でも違った印象の着こなしが楽しめるようになります。
「一度で二度おいしい」のが、スペアパンツならではの魅力なのです。
夏スーツのスペアパンツの選び方は?
夏スーツであると便利なスペアパンツ。スペアパンツの選び方のポイントは、以下の3つです。
・基本は同じ色柄で仕立てる
・同じ生地でもディティールを変えればさりげない印象チェンジに
・異なる色柄のスラックスのみを「スペアパンツ」として仕立てても◎
基本は同じ色柄で仕立てる
一般的にスペアパンツは、2本とも同じ色柄で仕立てます。これはジャケットとの一体感を出し、2本目も違和感なく上下セットで着られるようにするためです。
同じ生地でもディティールを変えればさりげない印象チェンジに
同じ色柄でスペアパンツを作成する場合でも、1本目と2本目でディティールを変更すると印象を変えることができます。
・タックの本数
・裾口のデザイン
・ボタン、ベルト部のデザイン
タックの本数が増えると動きやすくなります。
スペアパンツでタックあり・なしのそれぞれを仕立てておけば、「外回りで動く日はタック入り」「デスクワークが多めの日はタックなし」というふうに、用途に応じてスラックスを選ぶこともできます。
また、裾口のデザインも全体の印象を決める重要な要素です。メインのパンツとスペアパンツで裾口の折り返しデザインを変えておくと、カジュアルからドレッシーな着こなしまで対応できるでしょう。
異なる色柄のスラックスのみを「スペアパンツ」として仕立てても◎
スーツのおしゃれを楽しみたい上級者におすすめなのが、色柄違いのスラックスのみを「スペアパンツ」として仕立てること。
たとえばネイビーのワンカラースーツのスペアとして淡いアイボリーのスラックスを仕立てれば、紺×白の「ジャケパンスタイル」が楽しめます。
このようなテクニックは、気分を変えたいときにおすすめです。
スペアパンツで清潔&快適な夏のスーツ生活を過ごそう!
夏のスーツの洗い替えに活躍し、かつスーツの持ちを良くしてくれるスペアパンツ。
同じ柄で仕立てておくのはもちろん、あえて色柄を変えてジャケパンスタイルを楽しむのもおすすめです。
清潔で快適な夏のビジネスライフを送るためにも、あらかじめスペアパンツを準備しておきましょう。