「三紗混」のスーツとは? 魅力や機能性を解説!
春夏の季節に爽やかに着こなせるスーツには、「三紗混」生地のものがあるのをご存知でしょうか。
三紗混とは、3つの素材をMIXした生地のことを表しますが、特に、ウール+シルク+リネンの組み合わせの三紗混は、多くのブランドから春夏のスーツの素材として採用されるなど、魅力がつまっています。
そこで今回は、三紗混のスーツについて、詳しくご紹介していきたいと思います。
三紗混のスーツとは?
三紗混とは、3種類の原料を混紡した生地で、ウール+シルク+リネンの組み合わせのほかにも、ウール+コットン+リネンも定番です。
スーツの基本素材となっているウールは、生地に表情を持たせようとすると、単独ではどうしても重くなってしまったり、起毛してしまい秋冬向けの生地になってしまったりします。
そこで、ウールにシルクやリネン、コットンなどを混ぜることで、表情豊かながらも軽やかな印象を与えるようになり、現在では春夏のスーツ生地として重宝されています。
最近では、四者混、五者混などもあり、混ぜる素材によって生地の表情が異なり、またスーツの着心地も変わってきます。
三紗混のスーツの特徴
春夏の三紗混の代表選手「ウール×シルク×リネン」は、ウールの機能性に「シルクのツヤ感」と「リネンの涼しげな着用感」を実現させた生地です。
三紗混では、それぞれの素材の比率を変えることでも、特徴が変わってきます。
たとえば、シルクの比率を多めにすることで、ツヤ感がより出て高級感が増します。また、リネンの比率を多めにすることで、通気性が高まり涼しい着心地が増すため、暑い時期におすすめの生地となります。
夏にスーツを着用する機会が多く、さわやかな着心地を求めるなら、三紗混の生地に注目することで、より快適なスーツスタイルを実現させることができるでしょう。
素材にこだわることで見た目でも清涼感を感じられ、スーツのおしゃれを知り尽くした大人の余裕を演出もできるでしょう。
春夏の生地としておすすめの三紗混のスーツについてご紹介いたしました。
四季の変化が激しい日本だからこそ、スーツの素材には拘りをもちたいものです。
爽やかなスーツスタイルを演出する三紗混のスーツ。お気に入りの生地を見つけてオーダーメイドにするのも素敵です。