冬こそジレを着こなし洗練された男になる!
冬になると「ジレ」をスーツのジャケットの下に着ているビジネスマンがとてもカッコよく見えます。
ただネクタイをつけているだけより、ジレがのぞき見えるととてもオシャレに感じるのはどうしてでしょうか。
そこで今回は、スーツをオシャレにカッコよく着こなす重要なアイテム、「ジレ」についてご紹介します。
フランス語由来のワード「ジレ」
「ジレ」は「gilet」と綴る語彙です。
フランス語でベストのことを意味します。
1800年代にフランスで広まったジレは、その前面にのみ高価な布を用いた胴衣としておしゃれなフランス人の間で広まりました。
今ではベストと同じ意味をもつジレですが、ベストはその歴史がジレよりも古く、昔から普段着として愛用されていました。
そのベストに替わっておしゃれアイテムとしてフランス人に愛用され始めたのがジレなのです。
スーツの前ボタンを外してさりげなくその装飾性を見せ、おしゃれな自分をアピールすることができるジレは今や外せない冬のファッションアイテム。
パリ・コレクションでさっそうと歩くモデルが着ていたジレがファッション界で注目され始めたのが、ジレが広まるきっかけとなったと言われています。
デザインも色も豊富にあるので、スーツスタイルのコーディネートを楽しむためには最適なアイテムです。
では、ビジネスシーンでカッコよくジレを着こなすポイントについてお話していきましょう。
ジレを着こなすポイント
スーツを購入するとジレが付いてくる場合がありますのでこれを上手に活かすのも素敵です。
自分で購入する場合は、合わせるスーツの色合いに合う無地やストライプ、織り柄のジレを選べば間違いがありません。
ちょっと冒険したい場合は、紺や黒、グレーなどの無地でウール生地のものを合わせるとオシャレ感がアップします。
ジレを着こなすポイント2
スーツの中に異素材のジレを上品に合わせます。その素材がいいものであればあるほどおしゃれ感が感じられます。
色は紺やグレー、キャメルなどが上品です。色味が欲しい場合は濃い緑や明るい青も素敵に仕上がります。
上質な薄手のツイード、ウール素材で起毛している生地のツイード、をさりげなくインすればかっこいい大人の男性を演出できます。
ジレを着こなすポイント3
アパレル関係や美容業界で、「常に自分が商品」というようにファッションで表現力を必要とする男性におすすめしたいのは「個性で勝負するジレ」です。
無地のスーツにグレンチェックのジレ、チェックのスーツに無地のジレ、というように色と柄の表情を変えるととてもオシャレです。
そしてパッと目を引くジレを着こなせるのもこの職業ならでは。
紺色のスーツに落ち着いた紫色のジレ、グレーのスーツに黄色いジレ。こんな風に思い切り色を変えると個性的な自分を表現できます。
ジレと一言に言ってもそのデザインや色は様々です。選び方1つでとても素敵に決まるのがジレの魅力です。
いつものスーツの着こなしにちょっとしたスパイスを加えたいなら、ジレを活用することをおすすめします。
暖かい日や室内ではジャケットを脱いでジレだけで過ごせば、より一層センスが光り皆の視線を集められるでしょう。