【夏用】スーツを長持ちさせるための脇汗・染み対策
夏が訪れると気になるのが汗をかくことでしょう。顔から首筋に流れ出るのはもちろんですが、特に気になるのが腋や背中・足などスーツで覆われた部分です。
服に覆われていることでたくさんの汗をかきます。そのため夏は特に汚れが蓄積しやすい季節だと言われています。
今回は、夏のスーツを長持ちさせるために、汗やシミの対策についてまとめました。
夏は汚れが気になる季節
毎年、梅雨の時期から秋口までジメジメした日や強い日光に晒されながら外回りをしている会社員は少なくないでしょう。
見るからに暑そうなのに上着を羽織って、ハンカチで額の汗や首の汗を拭きながら歩いている姿は、見ている方の同情を誘うほどです。
最近はクールビズで、夏場には上着が免除される企業も増えています。それでもビジネス街を歩くと辛そうな顔をしながらも上着を羽織っている方を見かけます。
そうした方は、スーツの汚れに注意を向けてもらいたいです。冬場でも知らず知らずに汗をかきスーツにシミを作ってしまいがちですが、夏場は一日外回りすれば腋の汗などは尋常ではありません。
背中や首回りも同様で、スーツが汚れないように気にされている方もいることでしょう。
スーツの汚れで気を付けなければならないところ
スーツのケアは見た目もさることながら、長く良い状態を保つためにも重要なことです。
どういったところが痛みやすいのか、そしてどのように予防すれば良いのかを知っておきましょう。
まず夏場で注意したいのが腋汗です。暑い夏場はどうしても汗の量が増えます。そして最も汗が出て溜まりやすいのが、腕と体が密着している腋の部分です。
首にも汗をかきますが、空気に触れるので蒸発しやすいですし、頻繁に拭くことができるのでケアは比較的容易だと言えるでしょう。
またシャツの襟が二重になっている点でもスーツへのダメージ軽減のメリットがあります。
一方、腋は外気に触れることがありませんし、頻繁に拭くこともできません。
そのため非常に蒸れた嫌な汗がスーツに浸み込んでしまうのです。
スーツの汚れ予防策とケア
スーツ全般に言えることですが、まずは頻繁にクリーニング出さないことが大事です。
クリーニングによる生地へのダメージは確実に蓄積されてしまいますので、できるだけ日々のケアを大事にするほうが良いです。
汗対策がスーツのケアにもつながる
予防法ですが、まずは直接汗が染みこまないように工夫することです。
最近では腋汗を吸収してくれるパットも出ていますし、腋汗を抑えてくれるスプレーやクリームなども出ていますので、そういった商品を使うのも1つの方法です。
また腋汗の対策として「脇当て」と呼ばれる仕様を施すことで、すり切れや汗による痛みを防止することができます。夏だからと言って半袖シャツばかり着るのも良くありません。長袖シャツを着ることで袖口の汚れも防ぐという予防法もあります。
そして家で行う汗の対策ですが、腋に限らず汗によって湿ったスーツは風通しの良いところにスーツ用のハンガーにかけて干しておくということです。
帰ってきて、そのままクローゼットに入れたり、スーツ用のカバーに入れたりするのは厳禁です。
腋汗がひどいときは、汚れている部分を水拭きしてから裏返してハンガーにかけておきます。できれば2~3着のスーツを用意して、1度着たスーツは2日くらい干しておきたいところです。スーツのしわが気になる場合はスチームをかけて伸ばせばきれいになります。