スーツトレンドで注目!「アメトラ」とはどんなファッション?
英国風の伝統的なスーツ(ブリトラ)に対して、「アメトラ」と呼ばれるスタイルのスーツも絶えず人気があります。
アメトラは伝統的なスタイルとして存在しながらも、軽やかで気負わないため取り入れやすく、また流行りをも浸透させながら注目を集めています。
そんなアメトラとは、ブリトラとの違いを含めてどのようなスタイルなのか、そしてアメトラテイストのアイテムとあわせて紹介いたします。
アメトラとは?
アメトラとはアメリカン・トラディッショナルの略称で、おもにアメリカ東部の伝統的なメンズスタイルを指します。「アイビー」や「プレッピー」と呼ばれるものも、アメトラのなかの1つの位置づけで、アメリカン・トラディショナルの影響を受けたスタイルです。
また、仕立ての基本となっている「I 型(いちがた)」スーツのシルエットは、アメトラで有名な「ブルックス・ブラザース」が、自社ブランドのトラディショナルモデルに付けた名前ですが、いまやアメトラと言えばこのI 型(いちがた)スタイルが思い浮かべる方も多いようです。
アメトラは歴史ともに発展しており、アメリカを代表するブランドが、時代に合わせて流行りのスタイルを生みだしており、19世紀末から浸透した「トラディショナル・アメリカン」からはじまり、1960年代には「アイビールック」、1960年代後半には「ブリテッシュ・アメリカン」そして1980年代には「プレッピー」というスタイルが挙げられます。
アメトラとブリトラの違い
アメトラと対照的な言葉として存在する「ブリトラ」は、ブリティッシュ・トラディショナルの略称で、イギリスの伝統的なファッションのことを指します。
紳士服の王道とも言えるブリトラが、しっかり入った肩パットに絞られたウェストで立体的なシルエットなのに対し、カジュアルな印象なアメトラは、箱型のシルエットで着ていて肩のこらない着やすいスーツとして、多くのビジネスマンに支持されています。
アメトラテイストのコーディネートアイテム
アメトラのコーディネートにおすすめのアイテムを紹介しましょう。
<紺ブレザー>
アメトラの代表的アイテムとも言える紺ブレザー。ビジネスシーンではスラックスと合わせ、オフの日はミリタリー系のパンツやデニムと合わせてカジュアルにも着こなせるなど汎用性が高く、アメトラの必須アイテムと言っても過言ではありません。金ボタンやメタルボタンをアクセントにすることも。
<グレージャケット>
紺ブレザーに次いでアメトラスタイルで人気なのが、グレージャケットです。色のトーンを変えたスラックスと合わせ、オンでもオフでも活躍します。
<チノパン>
紺ブレザーとチノパンとの組み合わせはアメトラの王道コーディネートです。少し短めの丈で足首が見える丈の長さで穿くことで、アメトラの雰囲気が増します。
<ボタンダウンシャツ>
ボタンダウンのシャツデザインはアメリカが発祥。アメリカではエリートや伝統の象徴として、ドレスシャツの中でもステータスシンボルにもなっています。
<プレップタイ>
プレップタイは、アメトラを意識するなら持っておきたいアイテムです。ネイビーにレッドまたはホワイトを組み合わせたデザインが定番です。