スーツスタイルを決める「ベルト」の選び方
スーツや靴はオシャレで良い物を使っていても、ベルトが適当だと台無しになってしまいます。
ベルトはスーツに隠れて見えていないと思いがちですが、実はしっかりチェックされているポイントなのです。
今回は大人のセンスを感じさせるベルトの選び方をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
選んではいけないベルト
まず「こんなベルトは選んではいけない」というポイントから押さえましょう。
●ギラギラと光るエナメル素材のベルト
●型押しクロコダイルのベルト
●バックルにブランドロゴが光るベルト
これらのベルトはデザインも質感もビジネスマンのスーツスタイルには適していません。
大人の魅力をアピールするのであれば、これらのベルトは避けるようにしてください。
ベルトの質感にこだわる
ベルトを選ぶ時はつい色やデザインにばかり目がいきますが、一番重要なのは質感です。
ベルトの素材はナイロンやビニールでコーティングしたものも多数ありますが、ビジネスシーンに合わせるのであればレザーのベルトをオススメします。
レザーにも色々な質感がありますが、曲げても傷が入らないしっかりしたベルトがスーツスタイルにはピッタリです。
レザーベルトでも使い込むうちに色が変わる質感のものはジーンズなどに合わせたほうがしっくりきます。
求めやすい値段のナイロンやビニールのコーティングベルトを選ぶ場合も、できるだけ光沢のない落ち着いた質感のものを選ぶようにしましょう。
スーツと靴の色にベルトの色を合わせる
ベルトは最低でも黒と茶色の2本を用意し、その日のスーツと靴に合わせたコーディネイトを心がけてください。特に靴とベルトの色を同色にすると統一感が生まれるので、この2つはセットだと考えてよいでしょう。
茶色の革靴を履く日はベルトも茶色にし、黒い革靴に合わせるならベルトも黒にしてください。
このちょっとした気遣いでスーツが一段とスタイリッシュに決まります。
さらにワンランク上を目指すなら、スーツの濃さとベルトの濃さを合わせてみてはいかがでしょうか。
薄めのグレーのスーツには、カーキ色に近い薄目の茶色のベルトを合わせると柔らかいイメージになります。
濃いグレーのスーツには、濃いブラウンのベルトを合わせると上品な印象を演出することが可能です。
色と色の組み合わせがスーツスタイルのイメージを決める、ということを理解しましょう。
ベルトにも季節感を出す
ベルトの合わせ方の基本がわかったら、さらにセンスよく感じさせる技を取り入れます。
その方法とは季節によってスーツや靴の素材を変えるように、ベルトにも季節感を取り入れることです。
夏は革を編みこんだデザインのメッシュベルトが1本あるととても重宝します。
編み込みの涼しげなデザインは夏のスーツに合わせたい一本です。
冬はスウェードのベルトを選んでください。さらに上級を目指すなら、ベルトに合わせてスウェードの靴を着用したいところ。
スーツスタイルに季節感を織り込むと、センスの良さを見せつけることができますし、周囲と差をつける着こなしができます。
いかがでしたか?
大人の男として、ビジネスマナーとして、今一度ベルトの存在を見直してみましょう。
素敵なベルトをセンスよく身につければ、身も心も引き締まって見えるものです。