スーツの襟(ラペル)の形はどうする? 襟の種類やシーン別イメージ
細かいパーツのデザインが違うだけで、スーツの印象は大きく変わるものです。
顔の近くにあり視線が集まりやすい襟(ラペル)は、特にこだわるべき重要なパーツといえます。
既製品のスーツを購入するときやオーダーメイドスーツを作るときには、襟のデザインをきちんとチェックしておきましょう。
今回は襟のデザインの種類や、それぞれの襟がもつイメージについて解説いたします。
顔の近くにあり視線が集まりやすい襟(ラペル)は、特にこだわるべき重要なパーツといえます。
既製品のスーツを購入するときやオーダーメイドスーツを作るときには、襟のデザインをきちんとチェックしておきましょう。
今回は襟のデザインの種類や、それぞれの襟がもつイメージについて解説いたします。
スーツの襟の種類1:ノッチドラペル
ノッチというのは「V字型の刻み」という意味です。
現在日本で流通している多くのスーツは、横向きに「くの字」の切れ込みが入ったノッチドラペルになっています。
現在日本で流通している多くのスーツは、横向きに「くの字」の切れ込みが入ったノッチドラペルになっています。
スーツの襟の種類2:セミノッチドラペル
ノッチドラペルのV時の切れ込みが少し上向きの角度になっている、セミノッチドラペルのスーツもあります。
このラペルの形は別名「フィッシュマウス」とも呼ばれます。
スーツの襟の種類3:ピークドラペル
ピークドラペルというのは下襟が尖って上に向いているスタイルのラペルのことです。
ピークドというのは「先の尖った」という意味になります。
ピークドというのは「先の尖った」という意味になります。
スーツの襟の種類4:セミピークドラペル
ピークドラペルに比べて下襟の鋭角が緩めになっているものを、セミピークドラペルと呼びます。
襟の「ゴージライン」の高さで印象が変わる
襟と襟をつなぐ境目にあたる部分を「ゴージライン」と呼び、高い位置にあるものを「ハイゴージ」、低い位置にあるものを「ローゴージ」といいます。
ハイゴージはタキシードなどにも用いられるスタイルで、パリッとした緊張感のある見た目に、ローゴージはハイゴージに比べてリラックスした印象になります。
ハイゴージはタキシードなどにも用いられるスタイルで、パリッとした緊張感のある見た目に、ローゴージはハイゴージに比べてリラックスした印象になります。
シーンに合った襟を選ぶようにしよう!
襟の形はシーンごとに選ぶことが大切です。上で紹介した襟の種類が、どのようなシーンに適しているのかご紹介しましょう。
【ノッチドラペル&セミノッチドラペル】
ノッチドラペルとセミノッチドラペルは比較的フォーマル度が低いです。
そのため、これらは通常のビジネスシーンやカジュアルジャケットといった普段使いに適しています。
【ピークドラペル】
ピークドラペルはノッチドラペルと比べてフォーマル度が高くなります。
またドレッシーなイメージに仕上がるのが特徴で、ダブルボタンのスーツやフォーマルスーツの多くは、ピークドラペルになっています。
そのため、通常のビジネスシーンよりは、冠婚葬祭などフォーマルな場に最適です。
【セミピークドラペル】
セミピークドラペルはスタイリッシュな雰囲気とフォーマル雰囲気を合わせ持っているのが特徴です。
そのため、ビジネスシーンやフォーマルシーンなど、あらゆるシーンに使える万能タイプの襟といえるでしょう。
スーツの襟には実にさまざまなデザインがあり、ほんの少しのデザインの違いでも印象はガラリと変わります。
どんな襟の形が似合うか分からないという方は、さまざまなジャケットを試着したり、オーダーするにあたってスーツの専門家に相談したりしながら、自分に合ったスタイルを見つけてみましょう。