雨の日は要注意! スーツの泥汚れを落とす方法とは?
梅雨に入ると気になるのが、スーツの泥汚れ。水たまりなどで泥はねが起こり、スーツの裾が汚れてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか?
ここでは、スーツに泥汚れがついてしまったときの落とし方や、注意点を解説します。スーツの水染みや汚れを防ぐ「生地」についてもご紹介しますので、ぜひ参考にご覧ください。
スーツに泥汚れがついてしまった! 落とし方は?
泥水が原因の「泥汚れ」は、水に溶けない不溶性の汚れです。そのため、水洗いだけではなかなか落としにくく、シミ抜きにてこずる場合も多いのです。
また、皮脂や汗と泥汚れが結びついた場合、頑固な汚れになってますます取れにくくなってしまいます。
雨の日にスーツへ泥汚れがついてしまった場合は、以下の手順で汚れを落としましょう。
すぐに処置ができる場合
①泥汚れが付いたら、すぐに洗剤をつけて揉み洗い・すすぎをする
②汚れが落ちない場合は①の洗剤揉み洗いとすすぎを繰り返す
③タオルで水気を取り、自然乾燥させる
泥汚れがついてすぐなら、洗剤で揉み洗いすれば目立たなくなる可能性が高くなります。
泥汚れがついて時間が経ってしまった場合
泥汚れがついてから時間が経ってしまった場合は、まず乾いた泥を落とします。
①洋服ブラシ、歯ブラシなどを使って泥を落とす
②洗剤をタオルなどに染み込ませ、シミ部分を叩くようにして落とす
③水を含ませたきれいなタオルを固く絞り、洗剤を染み込ませた部分をたたく
④乾いたタオルで水分を取り、シワを伸ばして乾燥させる
スーツの泥汚れを落とすときの注意点
スーツの生地によっては、洗剤で色落ちする場合があります。セルフケアをする場合は、あらかじめ目立たない部分で試してからにしましょう。
また自分で落としきれない汚れは、無理に落とそうとせず、早めにクリーニング店へ相談することをおすすめします。
雨の日にスーツの泥汚れを防ぐには?
雨のせいでスーツに泥汚れが付くのを避けたい場合は、「撥水効果のある生地」を使ったスーツを着るのもひとつの方法です。
たとえば「ロロピアーナ」というブランドの生地には、撥水効果のある「レインシステム」という生地があります。生地の見た目、風合いは変えずに水分をはじいてくれるため、雨の日の水濡れ・汚れの付着を防いでくれる優れものです。
このような撥水生地でスーツを仕立てることで、雨の中でも汚れを気にすることなく過ごせますし、お手入れもグンとラクになるでしょう。
汚れで生地が傷みにくくなれば、スーツの寿命も長くなります。通勤で徒歩の時間が長い方は、このような方法も検討してみてはいかがでしょうか。
梅雨の時期は泥汚れに注意! 雨に強いスーツを着るのも一つの方法!
雨の時期はスーツが濡れたり、泥はねで汚れたりと、お手入れにも気を遣うもの。
スーツの泥はねが気になる方は、いざというときのために「泥汚れの落とし方」を把握しておくと安心です。泥汚れの落とし方を知っていれば、泥が付いてしまったときにすぐ落とせてシミを防ぐことができます。
また雨や汚れに強いスーツを持っておくと、お手入れがかんたんになるので便利です。お手入れそのものの頻度を減らしたい方は、撥水スーツの導入も検討してみましょう。