柄モノ初心者にもおすすめ! 「織柄スーツ」の魅力とは?
「無地のスーツは使いやすいけれど、柄モノスーツには抵抗がある」という方におすすめなのが、「織柄」の生地をつかったスーツです。ここでは織柄とはどのような生地なのか、それぞれの特徴や織柄スーツの魅力をご紹介します。
織柄とは? スーツによく使われる織柄生地
織柄(おりがら)とは、糸の織り方を変えることで柄を表現した生地を指します。
たとえば「ネイビーに白のストライプ」という生地を作る場合、ネイビー部分はネイビーの糸を、白線部分は白い糸が来るように調節しながら、生地を織り上げます。
一方、織柄生地の場合は、同じ色の糸の「織り方の方向」「太さ」などを変えることで柄を表現します。
遠目には無地に見えますが、近くによるとうっすらと柄がわかるため、さりげなくおしゃれな雰囲気です。
また織柄には、2色の柄を全体的に細かく入れた織柄(チェックやバーズアイなど)もあります。
スーツによく使われる織柄は、以下のとおりです。
ヘリンボーンストライプ
小魚の骨のような織柄でストライプを表現した生地。品のよい印象になることから、華やかな場にもぴったりです。「シャドーストライプ」と呼ばれることもあります。
チェック
糸をざっくりと格子状に織った織柄。遠目から見ると無地に見えますが、近くで見るとさりげないチェック柄が楽しめます。
バーズアイ
2色の糸で織り上げることで“小鳥の目”のような格子柄が表現された生地。落ち着いた雰囲気が楽しめます。
シャークスキン
縦・横の糸を変えて織りあげることで、“サメの肌”のような奥行きのある質感の生地に。
織柄スーツの魅力とは?
織柄の特徴、種類がわかったところで、織柄スーツの魅力とは一体何なのでしょうか?
無地感覚で着られるけれど、無地よりも華やか
織柄スーツの魅力は、なんといっても「無地感覚で着られるのに、華やかさのある印象に仕上がる」という点です。
無地のスーツはシンプルだからこその魅力がありますが、毎日着ていると「もう少し着こなしに変化がほしいな」と思われることもあるでしょう。織柄スーツならさりげなく柄を取り入れられるうえ、無地とほぼ変わりない感覚で着られます。
柄物のスーツに抵抗のある方でも、織柄スーツならしっくりくるはずです。
どんな色柄のシャツ・ネクタイとも合わせやすい
織柄スーツは無地のスーツと同じ感覚で着られて、かつどんな色柄のシャツ、ネクタイとでも合わせやすいのもメリットです。柄が大きく入ったスーツはシャツやネクタイの合わせ方に悩むケースもありますが、織柄スーツであればどんな色柄でも合わせやすいでしょう。
品よく貫禄のある印象を与えられる
織柄スーツは品のよい着こなしが楽しめるほか、柄によっては落ち着いた、貫禄のある印象にも見せられます。
たとえば「バーズアイ」のスーツなら、重厚感があり落ち着いた印象を与えられるでしょう。
また「ヘリンボーンストライプ」なら、光沢感で華やかな印象に見せられます。
無地よりも高級感があり、かつさりげなく雰囲気を変えられるのは、織柄スーツならではの魅力です。
織柄スーツで無地とは違った着こなしを楽しもう!
織柄スーツは、無地よりも華やかながらも派手すぎない印象の着こなしが楽しめるのが魅力。また角度によって光沢感も感じられる生地のため、品が良くフォーマルな場にも最適です。
「柄物スーツを着るのには抵抗があるけれど、無地だと寂しい……」という方は、織り柄スーツを選んでみてはいかがでしょうか?